飛行機に乗るのが初めてだという人や、国内線はあるけど国際線は初めてという人も沢山います。ここでは空港に着いて飛行機に乗るまでの流れを詳しくご紹介していきたいと思います。
主に日本国内でのことを書きますが、海外でも流れは同じです。
空港到着
さて空港に到着しました。まずすべきことは、自分が乗る飛行機の便名を確認しフライトボードで確認します。

フライトボードとはこんなの。
ここに直近の出発予定の便名や行き先と状況、チェックインカウンターの場所(番号もしくはスペルなど)が表示してあります。
もしここに表示がない場合、カウンターオープンまだ時間がかかりますので表示されるまで待ちましょう。
基本的に出発の2〜3時間前からチェックインが始まります。
ですが、日本国内の空港からJALもしくはANAで出発する場合、朝7時ごろから当日に出発する全ての便のチェックイン手続きが開始されているので空港到着と同時にチェックインが可能です。
チェックイン手続き
フライトボードに表示されているチェックインカウンターに向かい、チェックインを開始します。


このように横並びにいくつもカウンターがあります。
・ファーストクラス
・ビジネスクラス
・エコノミークラス
・オンラインチェックイン
・自動チェックイン機
基本的にはこのようにわかれておりますので、自分のクラスの列に並びましょう。
自分の順番がきたら、スタッフにパスポートを渡しましょう。基本的にはパスポートのみで大丈夫ですが、念のためEーTicket控えも持っておくことをお勧めします。
その後、荷物をベルトの上にのせ重量を計り行き先等が記載されたタグをつけてもらいパスポートとチケットを渡されたら手続きは終わりです。
オンラインチェックインとは?
オンラインチェックインとは空港にいなくても、通常出発の48時間前から90分前まで(航空会社による)ネットからチェックイン手続きを済ますことのできるサービスです。

エミレーツ航空の場合こういったページがあります。ここに名前と予約番号を入れ進むと、パスポート情報や搭乗者情報の登録ページに移りますのでそれを入れ、さらに進むと持ち物に危険物はないかなどの確認がありチェックし全てを完了させます。
するとスマホ等に搭乗券を表示させることができます。

これがあれば、オンラインチェックインカウンターで荷物を預けるだけで空港での搭乗手続きは完了です。
通常空港のチェックインカウンターはかなり並ぶので(特にエコノミーは)、大きな時間短縮になります。
またネットから常時座席状況を確認しながら座席の変更もできるので、座席の希望がある場合出発当日のカウンターよりも断然希望通りの座席を取れる確率が高いです。
荷物の重量や個数
預け入れ荷物も機内持ち込み荷物にも関わるのが、重さ制限や個数制限。
これは航空会社や搭乗クラスによってかなり違いますので、事前に利用航空会社のホームページで確認し重量オーバーや個数オーバーでチェックインカウンターで慌てないようにしましょう。
特にLCCの場合はかなり気を付けましょう。荷物にめちゃくちゃ厳しいです。
もう一度言います。
LCCは荷物にめちゃくちゃ厳しいです。
タグについて
つけてもらったらわりと気にしない荷物タグ、これも確認しておきましょう。

このように行き先・便名・日付け・名前・バーコードなどが記載されています。
特に乗り継ぐ場合は要確認です。
同じ航空会社の場合であれば乗り継ぎ地での荷物のピックアップは必要ありませんが、コードシェアの場合は必ずチェックインカウンターでピックアップする必要があるかスタッフに確認しましょう。またタグに書いてある目的地が合っているか自分の目でも確認しましょう。
別の航空会社(予約番号が異なる予約等)に乗り継ぐ場合は、乗り継ぎ地で一度入国し荷物をピックアップし、またチェックインし直す必要がありますがこのようなチケットの予約をする方は多分旅慣れた方だと思いますので詳細は省きます。
Air AsiaやScoot等LCCは乗り継ぎ地や運賃プラン等によって荷物の扱いが変わってきます。
こちらのルールは変わることもあるので、公式ホームページでよく確認の上利用してください。
また荷物を預けたタイミングでこのような、小さなシールも渡されます。

これは自分の荷物が無くなった時(ロストバゲージ)した際に必要になるものです。
飛行機が目的地に着き荷物をピックアップするまで無くさないようにしましょう。
WiFiレンタル
海外でスマートフォンを利用する場合現実的な方法としては
・Wi-Fiルーターをレンタルし(イモトのWi-FiやグローバルWi-Fi等)スマートフォンを機内モードに設定の上Wi-Fiで利用する。
・渡航国が対象のSIMカードを購入し、入れ替えて使用する。
この二つになってきますが、前者の場合基本日本の空港内で借りなければなりません。
各社主要空港に店舗がありますが、その全てが保安検査前の制限エリア外にあります。
そのため予約受け取りも新規予約も全て保安検査前に忘れずに済ませましょう。
後から気付いても簡単に出ることはできません。
保安検査
制限エリア外での手続きを全て終わらせたら、保安検査場に進みます。

チケットを持ちポケットの中にある金属類を出し上着を脱ぎ、カバンの中にパソコンや液体物があれば事前に出しておきます。
機内持ち込み液体物について
国際線では、国内線と比べ制限が厳しくなります。

このように、容量が1リットル以下縦横40cm以内のジッパー付きの透明なプラスチック袋に余裕をもって入れ、全ての液体物は100mlまたは100gの容量以下の容器に入れなければなりません。
ハンドクリームや制汗スプレーなどもその対象ですので気をつけましょう。
制限エリア内
出国手続き
保安検査を終えたら、出国審査です。
特に何か聞かれたりというのは、私の経験上ありません。ただパスポートを見せて終わりです。
ゲートへ
パスポートに出国スタンプを押されたら晴れて出国です。
フライトボードを見て、自分が乗る便がどのゲートから出発か確認しましょう。
時間にゆとりがあれば、ラウンジに行ったり免税店を見たり食事をしたり飛行機を眺めたり、思い思いに過ごして搭乗開始まで待つのもいいでしょう。
搭乗
搭乗時間に遅れぬようゲート前に行ったらあとは飛行機に乗り込むだけです。
搭乗順について
使用機材等にもよりますが、大体は出発の30分前くらいから始まります。
まずは子ども連れやお年寄り、特殊なサポートが必要な方の搭乗が始まります。
その後、各航空会社及びアライアンス(スターアライアンス・スカイチーム・ワンワールド)上級会員・ファーストクラス利用客からビジネスクラスときて最後にエコノミークラスとなります。
またエコノミークラス内でもブロックごとにわけられたり、機体後方座席からだったり、窓側席からの案内だったりと機材や航空会社によってまちまちです。自分の搭乗順はチケットや案内板に表記があるので確認しましょう。

このチケットを例にすると、Seating Zone Dというのが、自分の搭乗順になります。
最後に
初めての方だとまず空港での手続きに不安を持つ方もいるとは思いますが、日本に限らず空港という場所にはその地の言語どころか英語も分からない方が老若男女問わず世界中から集まります。
そのため、どこの空港も基本的には案内表示に絵を使ったり、動線を明確にし迷わないよう工夫されているため不安を持つ必要は全くありません。
それでも分からなければ空港職員さんに聞きましょう。海外だとその国の言語もしくは英語で聞かなければならないという固定概念があるかもしれませんがそんなことありません。
空港職員の皆様は毎日のように外国人を相手にしてらっしゃいます。当然その中には全く言葉が通じない方も沢山いるでしょう。そうです、言葉が通じない人間の扱いには慣れっこです。
旅の恥はかき捨てです。追い込まれたら行動あるのみ。身振り手振りとカタコトの英単語も交えてみたりなんかして思いの丈を空港職員さんにぶつけて助けてもらいましょう。
※ですが、だからと言ってお客様根性丸出しで日本語だけで偉そうに聞くのはやめましょう。身振り手振りやカタコトの英単語を発することに恥じらいを持っているのかなんなのか知りませんが、そういった旅慣れないていないJapanese old man・womanのツーリストが海外の空港職員さんを困惑させているのを見る度に同じ日本人として申し訳ない気分になります。
それでは皆様、良い旅を。