島国日本から海外旅行に行くには99%飛行機を利用する必要があります。
台湾や韓国などの短距離路線から、タイやベトナムなど中距離路線、そしてヨーロッパや中東・アメリカなど長距離路線等々、海外旅行では切り離せない存在の飛行機。
短中距離路線であればあっという間の空の旅で終わりますが、問題は長距離路線です。
そりゃビジネスクラスやファーストクラスを使えたらそれがそれは楽チンですが、実際そうもいかないのが現実。
狭いエコノミークラスの座席でフライト時間が10時間を超えたりする場合、快適に過ごすために一体どのような準備をしたら良いのでしょうか。
今回は機内ではほぼ眠れない私の経験も交えながら長距離フライトの過ごし方を書いていきたいと思います。
また、今回は長距離フライトがメインなのでLCCは省いて説明していきます。
目次
搭乗前の準備
長距離フライトを快適に過ごすためには搭乗前から色々と準備しておく必要があります。
ここではそんな長距離フライト前の準備とおすすめの過ごし方を書いていきます。
窓側?通路側?永遠の問題
さてまずはこれです。
座席はどこがいいか問題

最近は予約時などにこのようにネットから選択できたりするため、快適なフライト作りは搭乗前から始まっています。
ちなみに理由は後述しますが、私は確実に通路側の機体後方を選びます。
座席位置は友人や家族との旅行であれば気にする必要はありませんが、一人旅の場合気になるのがトイレです。
トイレに行きやすいのは言わずもがな通路側の座席
窓側だと最大で2人の他人を起こしてトイレに行かなければならず、中々容易には行けません。
しかし、通路側にもデメリットがあります。
ここで通路側と窓側の良い点悪い点をざっくりまとめてみます。
通路側
良い点
・トイレに行きやすい
・席を立ちやすいためちょっとした運動もできる
・降機の際少しだけ早く出やすい
悪い点
・隣の客がトイレに行く際などは寝てても起きて席を立たなければならない
・寝る際もたれかかれる部分がなく寝にくい
・外が見えない
窓側
良い点
・寝る際に壁にもたれかかれる
・誰にも邪魔されない
・外が見える
悪い点
・トイレに行きにくい
・窮屈
・通路側と比べ寒いことがある
どうですか?どちらも一長一短。寝たい人やトイレが近い人、外を見たい人など色々いますので、どこがベストというのはありませんが、私はトイレにスムーズに行けることを重視しています。
また、機体のどの辺りに座るかも意外と大事で、機体前方の場合は乗降の際早く行動できかつエンジンより前に位置するため比較的静かな機内となります。
対して後方座席は降機の際最も遅い降機になり、機内食なども最後となることが多く食事の選択ができないなんてことも。
しかし、後方座席の最大のメリットは上記の理由から空いていること。
座席をまとめて使えたりすることもあるため、私はいつも後方座席を選択します。
座席の選択は早めにすることが理想。極力ネットから済ませておきたいところです。
それが無理な場合は当日カウンターで選択することになりますが、混雑している場合は好みの座席に座れないこともありますので注意が必要です。
機内ですぐ寝れるようにちょっと運動
これも意外と実行している人多いです。
がっつりジムなどは難しいかもしれませんが、普段より多く階段を使うとかちょっと早く歩くとかそんなレベルでも十分。
自分の場合夜行便前などはいつもよりちょっと頑張って仕事をしたりして、いつもより疲れた状態で機内に乗り込んだりします。
また寝つきを良くするために、機内でお酒を沢山飲むという方もいますが機内は酔いやすくなっているので注意が必要です。
服装はキツくないもの
これも大事。
スキニーなどのタイトな服はあまりおすすめできません。
かといって、スウェットのようなTHE部屋着も些かふさわしくはありません。
実際私が初めて一人で行った海外旅行先はフィンランドで、初めての海外旅行でいきなり長距離路線だったためネットに書いてあった
「とにかく楽さ重視、周りの人はあなたのことなど見ていない!」
などという文言を信じ上下スウェットでフィンランドに降りたったら空港でかなり厳しい視線を送られ恥ずかしい思いをした過去があります。
以降スウェットとは言わないまでもDickiesの太めのハーフパンツにユニクロのヒートテックレギンスを合わせたスタイルで搭乗したり、ジョガーパンツで出来るだけ締め付けの少ないものをはいて搭乗するようになりました。
また、長時間のフライトでは靴は脱いでおきたいもの。そんな時はスリッパがあると便利
日本のビジネスホテルでもらえるような使い捨てでもいいので、一足機内持ち込み荷物に入れておくと良いでしょう。
あらかじめ荷物を分けておく
これ地味に快適さに響いてきます。
機内持ち込み荷物が大きいリュックだけだとどのようになるでしょうか。
前の座席の下に入らない荷物は頭上の棚に荷物を入れなければなりません。
そうなると、何か必要なものが出た時わざわざ立ち上がって荷物棚から荷物を下ろしてガサガサしなければなりません。
例えば入国書類記入のためにボールペンが必要だったり、お腹が痛くなって薬を飲みたくなったり、スマホの充電器だったりと本当に意外と物が必要になるんです。
通路側座席ならまだしも窓側だったら最悪。
そんな時のために、搭乗前にあらかじめメインカバンと座席下に入るサイズのサブカバンを分けておくことで余計な動きが減るので圧倒的に快適になります。
基本的には機内持ち込みサイズのカバンとハンドバッグ1つであれば持ち込みが可能なので、必要に応じて自分なりに荷物を分けておくと良いです。
私の場合サブバッグには
・パスポート
・本
・スマホの充電器
・薬セット
・ボールペン
を入れています。
機内での過ごし方
いよいよ長距離フライト搭乗、もうこの時点で座席は決まっています。
好みの席を選択することができたらそれはラッキー。
しかし、真ん中座席だったらもう気分は最悪でしょう。
でもまだ諦めるのは早いです。
遅めに乗ればまだチャンスはありますよ。
空席を選び放題な遅めの搭乗がおすすめ
実は基本的に飛行機は空席であれば移動は自由
例え真ん中の席になってしまっても、前の席が空席であれば移動してしまうことも可能でなんです。
ではなぜ遅めの搭乗がおすすめなのか。
それは空席が一目でわかるから。
これに加え、前述のように機体後方に座れば前まで見通すことができて空席が一目瞭然なわけ。
ドアがクローズし、機体が動き出す前に空いてる席に移動しちゃいましょう。
ギリギリのところで快適な空の旅の完成です。
機内エンターテーメント以外の楽しみ方
長距離路線となると機内エンターテーメントが充実している航空会社も多く、日本発着路線がある会社だと日本語吹き替えの映画などもあり飽きることはありません。
しかし、大して興味のない映画を見ても面白くはないです。
私の場合は、本を持って行ったりHuluやNetflixなどから観たかった映画をダウンロードしてまとめて観たりしています。
なかなか普段時間を裂けないことに取り組むのも長距離路線の楽しみ方の一つです。
また、運動がてらに機内を歩いてみるのもおすすめ。
機体後方のギャレーなどに行くと軽食やドリンクをもらえることもありますよ。
狭い機内での寝方は?
座った状態で快適に寝るってかなり難しいです。
しかし、寝方によってはえ?もう着いたの?
を実現できてしまいます。
まずこれに大事なのはネックピロー
機内にはあらかじめクッションなどが置かれていることもありますが、やはり寝ることに特化した枕があると睡眠の質が断然違います。
また、足元を快適にするためのフットラックもおすすめ。
足の位置が上がるだけでもかなり違いますよ。
また隣がいないのであればもうまとめて座席を使っちゃいましょう。

エコノミークラスが一瞬にしてビジネスクラスに感じられます。
まとめ
飛行機に数十時間乗るなんて非日常そのもの、せっかくの海外旅行を移動から楽しみたいものです。
また、早朝着などの場合は機内で寝てしっかりと旅行先を満喫できるようにしておきたいですね。
少しの工夫で圧倒的に快適に過ごせるよう、ぜひ自分好みに色々準備して長距離フライトに臨んでみてはいかがでしょうか。