「せっかく休みが取れたんだし」
「雨降ってきたけどこれぐらいなら大丈夫、行っちゃおう!」
「お腹いっぱいだけどこれ美味しいからもったいない、全部食べちゃおう!!」
これらがもたらすのは風邪、頭痛、腹痛、下痢などなどです。
海外旅行でテンションが上がってしまうと、ついつい頑張りすぎてしまったり、不調に気が付かないまま行動してしまうこともあります。
さらに、自分では気が付かなくても普段よりも興奮状態・緊張状態にあるので、睡眠や体調のコントロールがうまくいかず疲れが取れにくくなります。
せっかくの海外旅行で体調不良はもったいないですよね。
この記事では、
・体調不良にならないために
・もし体調不良になってしまったら
この2つをまとめました。
海外旅行に行くことが決まっている方はぜひ1度ご覧いただき、万が一の事態に備えていただければと思います。
海外旅行中に体調不良にならないためには
一口に体調不良と言っても、風邪や腹痛などから感染症まで様々なものがあります。
ここでは大きく5つに分けて予防方法をお伝えします。
風邪
体調不良と言えばだいたい風邪ですよね。風邪を予防するためには、まず休息をとることです。
休息をとるために意識しておくべきことは、
・疲れる前にひと休み
・つらくなったら自分を甘やかそう
この2つです。
「大丈夫、余裕だ」と思わずに早めに休んでください。またご自身で「あ、やばいかな」と思ったらすぐに十分な水分を取ってたっぷり休養してください。
この2つを実践すれば、風邪をひかずに済むはずです。
熱中症
暑い地域に行くときは熱中症に十分注意してください。
観光に夢中で気が付いたらふらふらになっていた、なんてこともよくあります。
熱中症の予防策としては、以下の3つです。
・水分補給
・日除けアイテム
・外出時間に注意
海外旅行だからといって特別なことはありません。日本で熱中症を予防するときと同じです。
ただし、日本の夏の暑さが厳しくなっていると言われていますが、国によっては日本の比ではないこともあります。日本で大丈夫だからといって、帽子もかぶらずに真っ昼間にうろうろ出歩くなんてことは熱中症になりにいっているようなものです。
気を付けるようにしてください。
腹痛
これも海外旅行中によく起きる体調不良です。
トイレが近くにあればいいですが、もしなかった場合は地獄です。移動中などでトイレに行けないときも本当に地獄です。
できれば「脂汗を流しながら我慢する」というのは避けたいところです。
予防策としては、生野菜を食べない、飲み物に氷を入れない、屋台では食器類をウエットティッシュで拭くなどが有効です。
またよく言われることですが、水道水を飲んではいけません。(水道水をそのまま飲める国は世界で15か国しかありません。)水はコンビニ等でミネラルウォーターを購入しましょう。
気になる方は、歯磨きやうがいをするときもミネラルウォーターを使用することをおすすめします。(ちなみに私はコンタクトレンズのケースを洗う時もミネラルウォーターを使用していました。)
また食べ過ぎによる腹痛もあります。
ついつい食べ過ぎてしまうのも分かりますが、腹八分目がベストです。
感染症
デング熱、マラリア、コレラ、麻疹。
日本に住んでいると経験することはほぼないですが、世界ではまだまだこのような感染症が流行している地域があります。
渡航予定の国がどんな感染症の恐れがあるのか、厚生労働省検疫所のサイトで最新情報を確認しておきましょう。
受けておきたい予防接種等の情報も載っていますので、心配な方は必要に応じて事前に受けておくと良いでしょう。
また道ばたの野良犬や野良猫がかわいいからとむやみに触らないようにしましょう。
雑菌を持っていることはもちろん、狂犬病の恐れもあります。
気を付けておきましょう。
海外旅行中に体調不良になってしまったらどうする
予防していても体調不良になってしまうこともあります。
それでは体調不良になってしまったときはどうすればいいのでしょうか。
① しっかり休養を取る
② 薬を飲む
③ 病院に行く
万が一体調不良になってしまった場合は、上記3つを順番に実践してください。
① しっかり休養を取る
体調不良になってしまったときはまず、ゆっくり休むようにしてください。
せっかくの海外旅行だからとしんどいまま行動してしまいがちですが、それでは治るものも治りません。予防のときと同様に、十分な水分と睡眠をとってください。
食欲がある場合は(もしくは食欲が出てきた場合は)十分に栄養のあるものを食べてください。こういうときに粉末のポカリスエットを持参しておくとかなり役立ちます。
大抵の体調不良はこれで治ります。
② 薬を飲む
休養しても治らない場合は薬に頼りましょう。
日本から持参した飲み慣れた薬があれば休養を取る際に飲んでおくのもいいでしょう。
日本から持っていくべき薬については以下にまとめていますので、万が一の事態に備えるためにぜひ読んでみてください。
もし日本から薬を持ってきていなかった場合は、現地で調達する必要があります。
「ドラッグストアを探し、店員に自分の症状を説明し、適切な薬を購入する。」
ただでさえ体調が悪いのに、なかなか難しいですよね。
そんなときは宿泊しているホテルに頼るのもありです。
もちろんホテルのランクにもよりますが、受付で相談すると薬をもらえたり、医務室に案内されることもあります。市内に出てドラッグストアを探すよりも手軽ですので、そういったサービスがあるかどうかをまずは聞いてみましょう。
③ 病院に行く
薬を飲んで、休養を取っても治らない場合は早急に医療機関の受診を検討してください。
とはいってもここは海外。病院に行くにもなかなか勇気が必要ですよね。
医療機関を受診する必要があると感じたときは、以下の方法を試してください。
・ホテルに聞いてみる
・海外旅行保険の問い合わせ窓口に電話する
・クレジットカード付帯の海外旅行保険の問い合わせ窓口に電話する
ここでもホテルに聞いてみるのは有効な手段です。
近場の病院を紹介してくれ、タクシーの手配までしてくれることもあります。困ったときはまずホテルの受付に聞いてみましょう。
また海外旅行保険やクレジットカードに海外旅行保険が付帯している場合は、その問い合わせ窓口に電話してみましょう。
近くの提携している病院を紹介してくれます。自分が加入している保険会社に連絡しておくことでその後の保険金の支払いについてもスムーズにいきます。
さらに保険会社によっては医療機関受診時に電話を介して通訳をしてくれることもあります。必要な方はそういったサービスがあるかどうか確認しておきましょう。
海外旅行保険についてはこちらの記事にまとめていますので、1度読んでみてください。クレジットカード付帯の保険にはないメリットもあります。
海外旅行中の体調不良まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では海外旅行中の体調不良の予防方法と、体調不良になってしまった場合の対策方法をまとめました。
もちろん体調不良になんてならないことがベストではあります。しかし何が起こるか分かりませんので、海外旅行に行かれる際は体調に関するトラブルの対策についても検討しておいてください。