日本人に人気な旅行先ランキングでもトップクラスの台湾
私の周りでも「海外旅行に興味はないけど、台湾には行ってみたい」という人が結構います。
かくいう私も台湾が大好きで過去に6回台湾を訪れてます。
そしてその内3回は初海外旅行者や初台湾旅行者と行く台北でした。
この記事ではその経験を踏まえて多くの方が選ぶ週末の2泊3日もしくは3泊4日で、海外旅行や台湾旅行が初めての方でも無理なく詰め込み過ぎず、楽しめるモデルルートを考えましたのでここでご紹介します。
目次
主要空港発着のベストフライト
2泊3日や3泊4日という短期間の海外旅行はフライトプランがかなり重要になります。
主要空港をベースに3日間をできるだけ無理なく長く台湾で過ごせる理想的なフライトスケジュールをまとめました。
また無理なくも大事ですので台北深夜着などは省きました。
成田から
※バニラエアのフライトプランが時間・コスパ共にベストでしたが、Peachとの統合により2019年10月26日で一旦無くなりますので、今回はチャイナエアラインでのフライトをご提案します。
・チャイナエアライン
CI107 成田 9:25発→台北 12:10着
CI106 台北 16:20発→成田 20:20着
メリット
・金曜だけ休み、日曜夜に帰宅できる。
デメリット
・時期によっては航空券代が高い。
羽田から
・Peach
MM859 羽田 5:55発→台北 8:55着
MM860 台北 20:50発→羽田 0:45着
メリット
・かなり長く滞在できる。
デメリット
・早朝深夜発着便のため空港までの移動手段を確保する必要あり。
関空から
ここでもコスパに優れたPeachの登場です。
・Peach
MM23 関西 7:50発→台北 10:10着
MM26 台北 15:15発→関西 18:55着
メリット
・とにかく安い
デメリット
・朝少々早起きしなければならない。
セントレアから
スターフライヤーと悩みましたが、帰国が遅くなってしまうためAir Asiaにしました。
・Air Asia
DJ803 セントレア 7:55発→台北 10:40着
DJ804 台北 11:40発→セントレア 15:10着
メリット
・セントレア発着の中では安い。
デメリット
・最終日の帰りが早く実質移動で終わってしまう。
いかがでしょうか。
今回は往復同一航空会社でご紹介しましたが、別航空会社にするとまたさらにフレキシブルな旅程を組むこともできます。
ホテルチョイス
無駄なく行動するには拠点になる滞在先のチョイスも大事になってきます。
今回ご紹介するのは、台北に滞在するときに実際に私が宿泊するホテルです。
レオフーホテル(六福客棧)
台湾に行く友人にも必ずすすめているホテルです。
フロントには日本語ができるスタッフが常駐しており、チェックイン時やトラブル発生時も安心です。
台北中心地と比べ、料金も安く各観光スポットなどへのアクセスも抜群です。


写真の部屋は当日アップグレードしてくれたスイートルームです。
こちらのホテルはMRTのイエローラインとグリーンラインが交わる松江南京駅が最寄りになります。
台北駅からだとレッドラインに乗り中山でグリーンラインに乗り換え、松江南京駅で下車し7番出口から徒歩2分ほど、MRT乗車時間は10分ほどです。
台北捷運(MRT)公司モバイルサイトより引用
ホテル リラックスV(旅樂序精品旅館 五館)
こちらは台北駅近くのお手頃なホテル。
ここのオススメポイントは、二段ベットの部屋があるところ。
「友人と旅行に行くけど寝るときくらいは少し離れたい」
なんていうわがままな希望を叶えてくれます。
ただ欠点は部屋が少々狭いことでしょうか。

台北駅周辺にはリラックス系列のホテルが沢山あるので宿泊する際は気を付けてください。
この他の台北でのオススメホテルはこちらをご覧ください。
1日目
では2泊3日モデルルートの紹介をしていきます。
まずは1日目から。
なお到着ターミナルは第一ターミナルとします。
空港着
まずは入国審査ですが、台北桃園国際空港は本当に混みます。
また台湾入国に辺り入国カードが必要になりますので、機内で渡されたら忘れずに記入しましょう。

また機内で貰いそびれてしまった場合は、入国審査場にも用紙がありますのでそこで記入しましょう。
特に深く聞かれたという経験はありません。
入国審査後は荷物をピックアップし、制限エリアから出ます。
両替
まずは両替をして台湾元を手に入れる必要があります。
桃園空港内、レートはどこもほぼ同じです。
税関を抜けて、制限エリア出口の目の前にもありますが基本混んでます。
私がよく利用してるのは、到着ロビー内にある両替所です。
日本円とパスポートを提出し両替をします。
1台湾元=3.4円(2019年9月時)
なので、1台湾元約4円で計算するといいです。
悠遊カード(Easy Card)購入
台湾元を手に入れたら、台湾で使える悠遊カードを購入します。
悠遊カードは日本でいうSuikaやTOICAなどの、交通系電子マネーの類でチャージすれば電車はもちろんのことコンビニやバスなどで利用できるので一枚あると便利です。
こちらは、到着ロビーにある電子票證聯合服務と書かれたカウンターで買うことができます。

またコンビニなどでも買えますが、桃園からメトロに乗車するのであればここで買っちゃいましょう。
カード代の100元(約340円)+チャージ金額を支払います。
カード代は払い戻し不可能ですが、チャージ金額は払い戻せます。
チャージ額は行き先などにもよりますが、300元(約1,000円)ほどでいいかなと感じます。
また駅構内にある機械やコンビニなどでチャージできるので、足りなくなったらチャージしましょう。
桃園空港から台北へ
バスやタクシーなどの方法もありますが、短期旅行の場合時間短縮のため桃園空港メトロで台北までいきます。
桃園空港メトロの駅は空港直結のため、それはそれは沢山の案内表示が出ており迷うことはありませんのでご心配なく。
駅に着き、悠遊カードを改札にかざし中に入ります。
桃園空港メトロには直達車(快速)と普通車があり、直達車は台北まで35分で普通車は台北まで45分です。
料金は150元(約500円)です。
桃園空港第一ターミナル→台北
始発 5:59
終電 23:36
台北→桃園空港第一ターミナル
始発 6:00
終電 23:07
宿で荷物を預ける
台北に着きましたらまず予約したホテルに向かい荷物を預けちゃいましょう。
基本的にはチェックイン時間前でも宿泊者なら預かってもらえますので、早めに身軽になりましょう。
北投温泉でさっぱり
さて早速出かけます。
まずオススメするのはフライトの疲れを取るのに最高な北投温泉
ここは古くからある台湾の温泉街です。
まるで箱根のような雰囲気が漂っていますが、それもそのはず日本が統治していた時代に日本式の温泉文化が取り込まれたらしいです。

オススメ温泉
温泉が沢山ある北投温泉で私がオススメする温泉は日本統治時代にできたとされる「瀧乃湯浴室」です。

外観から見ての通りかなりのレトロ感が漂う温泉で、日帰り温泉が可能です。
館内もなかなかの年季の入り方で、地元のじっちゃんばっちゃんの憩いのばみたいになっています。
またお湯がとにかく熱いので注意が必要です。
利用料金は100元(約340円)
※タオルやシャンプー・ボディソープなどはないので持ち込むか受付で購入しましょう。
アクセス
最寄駅は新北投駅です。

台北からだと、レッドラインで北投駅まで行きそこで新北投行きの電車に乗り換えます。
この新北投行きの電車は北投駅と新北投駅のみを結ぶ電車なので、乗り方も簡単です。
台北駅からなら所用時間40分ほどで到着します。
士林夜市で晩御飯と買い物
温泉を楽しみ、北投温泉街を散策したら台湾の魅力の1つ夜市に行ってみましょう。
士林夜市
北投温泉街からのオススメ夜市は士林夜市です。
北投駅から同じくレッドラインで行くことができ、7駅先の劍潭駅で下車すればもう到着です。
士林駅で降りると遠くなるためご注意を。



屋台ゾーンやお土産ゾーンなどに分かれており、本当に大きな規模の夜市です。




また地下にはフードコートがあり心いくまで魯肉飯や小籠包などの台湾料理をはじめ、タピオカドリンクや美味しいチャーハンをたのしめます。
台湾夜市を楽しんだらホテルに戻り、翌日の旅行も楽しめるよう体を休めましょう。
2日目
2日目も朝から晩までひたすら行動です。
三娘香菇肉粥で朝ごはん
ホテルの朝食もありますが、私がオススメしたいのは外食です。
せっかくの台湾、ホテルの食事ももちろん美味しいですが、朝から地元の方々が集うお店に行き、地元朝ごはんを楽しんでしまいましょう。
私がオススメするのは中正記念堂駅3番出口を出てすぐの場所にある三娘香菇肉粥



寡黙なおじさんが作るお粥はさっぱりながら濃厚な出汁の味が滲み出てきて朝にぴったりです。
価格は小サイズ40元(約135円)と大サイズ55元(190円)と非常にお手頃です。
十分
朝ごはんを食べて腹ごしらえをしたら、台北旅行では欠かせない九份に向かいます。
ですが、九份の夜景を眺めるにはまだまだ早いのでまずは九份の近くにある十分に行ってみてはいかがでしょう。


十分は線路沿いに並ぶお店での買い物や食事に加え、現役で使われている線路内から上げるビッグサイズのランタンなど楽しめる要素は沢山。

歩いているとピーという音が鳴り人々が線路脇に避けると、電車が通ります。

また台湾のナイアガラと呼ばれる十分瀑布も近くにあります。
ナイアガラはさすがに些か誇張している気もしなくもないです。
アクセス
十分へのアクセスは電車・バス・タクシーとありますが、お手頃価格で行ける電車がオススメ。
台北駅からだと、MRTではなくTRA(台鐵)で瑞芳駅まで行き平渓線に乗り換え十分駅まで行きます。
多くの乗客が瑞芳駅で下車するので間違える心配はありません。
九份
十分を楽しんだらいよいよ九份へ向かいます。
十分から九份の行き方
十分駅から瑞芳駅まで戻りそこから九份に向かいますが、瑞芳駅から九份へはタクシー・バスのどちらかで向かうことになります。
タクシー:205元(約700円)
バス:15元(約50円)
となっています。
バスはかなり安いですがそれはそれは混みます。
対してタクシーは割高ですが、日本円でいうと700円程度なので複数人で行く場合などはタクシーをオススメします。
九份茶坊で一息


九份に到着したら散策をしたり食事をしたり、また私のオススメは九份茶坊でちょっと贅沢な台湾茶を飲み一息つきつつ夕暮れを待つこと。
ここの雰囲気は本当に素敵でついつい長居したくなります。
さていよいよ夕暮れが近づいてきたら、よくネットで見るここに行きましょう。


ただただ綺麗です。
一度は生で見るのをオススメします。
ですがここ九份
人の量がえげつないです。
またこの場所は結構な角度の階段なので、足元には本当に気をつけてください。
あとスリなどにも気を付けましょう。
九份から台北駅への帰り道
九份からタクシーで直接帰るのがオススメ
もうここはタクシー一択です。
夕暮れ後の瑞芳駅行きのバスと、瑞芳駅から台北駅までの電車内がとにかく激混み。
歩き疲れた体にはかなりきついです。
料金は一台1,000元(約3400円)が相場で、4人相乗りになりますので他の観光客との相乗りになることもあります。
一人約850円ほどですので、帰りはがっつり楽しちゃいましょう。
また、必ず乗車前に料金の確認をしてください。
美食が集まる饒河街夜市で胃袋を満たす
台北駅に着いたら、またまた夜市に繰り出しましょう。

オススメは美食が集うと言われる饒河街夜市


さっぱり味と見せかけ、こってり味がついた鶏肉飯と空芯菜が大好きで行く度に食べちゃうくらい美味しいです。
アクセスはグリーンラインもしくは台鐵の松山駅から徒歩すぐです。
3日目
最終日も悔いが残らぬよう全力で行きます。
高記で朝小籠包
最終日朝は荷物の準備などをして、チェックアウト後は朝ごはんに小籠包などいかがでしょうか?
朝小籠包におすすめするのは東門駅から徒歩2分有名店鼎泰豐の近くにある高記というお店。
正直鼎泰豐は日本でも食べれますし、日本人観光客に囲まれて並ぶ時間が非常にもったいない。
土日は朝8:30からオープンしているので、朝ごはんにぴったりです。
高記は小籠包はもちろんのこと、焼き小籠包が絶品です。またその他の料理も美味しいので満足出来る事確実です。


台北101
そしてやはり訪れたいのは台北101。

ただただ高いビルですが、記念に登っておくのもいいでしょう。
更にここにはお土産屋さんも多くあり選び放題なので、ここでお土産を買うのもありです。
またショッピングモールも大きく、食事処も充実してます。
台北駅からだと、レッドラインで台北101世貿駅で下車徒歩すぐです。
展望への入場料金は500元(約1700円)で、営業時間は9:00〜22:00です
シャンプー
空港に向かう最後の最後に台湾シャンプーを体験するのもありです。
私のオススメは松江南京駅近くにある「About」という美容室。
こちらではシャンプーのみの利用が可能で、日本語が喋れるスタッフがいるので安心です。

台湾シャンプーはこのように上に伸ばされるのが特徴らしいです。
空港へ
ひとしきり楽しんだら、あとは出発の2時間前までに到着するよう桃園空港メトロに乗り空港に向かうだけです。
お土産の買い忘れなどがあれば、空港内で購入するのもありです。
台北2泊3日旅行予算
時期などで航空券代・ホテル代・おこづかいなどに大きく左右されますが、台北2泊3日の旅行での予算をシミュレーションしてみました。
予算
・航空券 25,000円
・ホテル 10,000円
・おこづかい 30,000円
・保険 1,480円(損保ジャパン日本興和海外旅行保険最安プラン利用時)
・Wi-Fi 4,752円(イモトWi-Fi利用時)
計 71,232円
となります。
台湾は移動費や食費が安く済むのでおこずかいはちょっとした贅沢やお土産などの購入を想定し、多く見積もってます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回おすすめしたプランは初心者の方でも無理なく楽しめるかなり余裕を持ったプランになります。
まだまだ更に詰め込む事も可能ですが、このプランでも3日間台湾を充分楽しめます。
台湾は食事も美味しく、毎晩お祭りのような夜市を歩いていると本当に元気になってきます。
また人も優しいので初めての海外旅行の行き先としてはベストだと思ってます。
もちろん台湾には台北以外にも高雄をはじめ台中や台南や台東など色々な地があり、日本からの航空券代もお手頃なので旅行に慣れてきたら国内旅行感覚で台湾各地を歩くのもありです。
ぜひ今回紹介した、ルートを参考にしながら優しく美味しい台湾をお楽しみください。