GENKIのコラム

初海外一人旅のきっかけはブログだった話

海外旅行が趣味だとよくこんなことを聞かれる

「海外旅行にそこまでハマったきっかけってなんですか?」

 

私の初めての海外一人旅は2016年11月のフィンランド・ロヴァニエミへの旅行だった。

思い返せばそのきっかけは唐突なもので、テレビでオーロラについてやっていたのを見て直後に「オーロラ どこで見られる」とかで調べるとこから始まる。

そこで出てきたのは主にカナダのイエローナイフやアイスランドを紹介する大手旅行代理店のページばかり。

なんとなく流し見していたら、3.4ページ目あたりにフィンランド・ロヴァニエミをタイトルにした個人ブログ記事があった。

そう、それが情報商材屋さんのブログ記事だったのだ。

とはいえ内容は旅好きブログそのもので、当初の私はそんなことには全く気づいてはいなかった。

私が見たロヴァニエミの記事には夕暮れ時のロヴァニエミの美しい街並みの写真があり、それを見た瞬間に心を打たれた。

「ここに行かなきゃ」

確かに間違いなくその写真を目にした瞬間そう感じ、他の記事を見ることもなくすぐにブラウザバックし「ロヴァニエミ オーロラ」や「ロヴァニエミ 行き方」などで調べた。

そしてあれよあれよという間にロヴァニエミ行きの航空券とホテル・オーロラ鑑賞ツアーモイモイ号の手配をし、パスポートの申請まで進んだ。

ブログで写真を見た翌日には全ての手配が完了。

そして、そんな初海外一人旅はというと結局オーロラを見ることはできず、また冬のロヴァニエミは極端に日照時間が短く気分がどんよりして終わった(これは完全に私のリサーチ不足と経験値不足によるものだが…)

しかし、その3ヶ月後にはタイのプーケットへ行き本格的に海外一人旅の沼へとズッポリとハマっていったのだった。

 

 

さて、そんな感じで海外一人旅フリークとなって少し経った頃、私をロヴァニエミに行かせたきっかけであるあのブログを思い出した。

なんせロヴァニエミの写真を見てすぐ離脱してしまったため他の記事を見れていないし、もう一度あの写真を見たくなったのだ。

当初と同様ネットで検索するとそのブログはすぐに見つかり、ロヴァニエミの美しい写真も健在であった。

他の記事を見てみようとブログトップへいくとこんなワードが目に止まった。

旅を仕事にしませんか??

ほう。

そこには「私たちは家族揃って世界を旅しています!!月給40万円保証で私たちと働きましょう!!そんな働き方の解説はこちら!!」といった塩梅で、有料コンテンツへの誘導がなされていた(正直記憶が不確かだがこんな内容だった)

情報商材屋さんがよくする手法である。

改めてこのブログの主さんについて調べてみたら、その界隈では随分と厄介者のような扱いをされているようで、良い情報は一切出てこなかった。

情報商材屋さん全てが悪いという訳ではないし、きっとこの情報に助けられた人もいるのだろう。

私自身も課金こそしていないものの、この方の写真で人生が変わったのは確かだ。

しかし、どうにもガッカリとしてしまったのもまた事実。

「私の旅のきっかけがまさか情報商材屋さんだったなんて」そう思いながら、そっとそのブログから去ったのだった。

 

それから数年後の先日、ふと思い出し記憶を辿りながらそのブログを検索してみたが、既になくなっていた。

残っていたのはそのブログの主に対する辛辣な批判や悪評ばかりで、あのロヴァニエミの美しい写真ももう見ることはできなかった。

主は元気にしているのだろうか、まだ旅を続けているのだろうか、正直私は何も害を被っていないので、些か心配にも似た気持ちが現れる。

情報商材系だったと知った時はガッカリとしたものの、今思えば貴重なきっかけだったし、あの写真を見なければ今の私はいないのだ。

私は情報商材屋さんではないが、今こうしてTwitterやブログで旅行について語っているのも、たった一枚の写真で人生が変わるということを体験しているからこそ、私も誰かのきっかけにたくて毎日毎日飽きることなく語っているのだと改めて感じた。

これからも旅のきっかけを聞かれる度にあのブログが頭をよぎるのだろう、少なくとも今の私の中ではそんなに悪い印象はないよ、と顔も本名も知らぬ彼に少しの感謝をし、この記事を終わりにする。