2月の頭にトルコに行き帰国してからすぐのこと、テレビで日本国内で異国を感じられる場所というものが特集されていた。
映像には数日前にトルコ・イスタンブールで見た光景と全く同じような物が映し出されていた。
それが今回紹介する
「東京ジャーミィ」
というイスラム教のモスクである。
2020年4月12日現在海外旅行に行けない毎日が続いている。
私自身もまさかこんなことになるとは思わず2020年1月時点ではのほほんと2020年の海外旅行先を考えていたものだ。
しかしこの世界情勢では海外旅行など夢のまた夢。
今まではコンビニに行く感覚で台湾に食事しに行っていたのにだ。
ましてや日本国内での活動においても不要不急の行動を自粛するよう呼び掛けられており、残念ながら東京ジャーミィに行くことさえ難しくなっているのが実際のところ。
ひとまずはこの記事を読んで行きたくなっても、日本が落ち着いてから行っていただきたい。
外から見ても中から見ても立派なトルコ
東京ジャーミィは代々木上原駅から徒歩5分程度のところにある。
少し大きな通りを歩くと異国感漂うジャーミィが視界に入る。
カリグラフィと東京ジャーミィの文字がかっこよくワクワクさせてくれる。
ちなみにこの扉は書籍や食料品が売っている売店などへの入り口なため、モスクに上がるにはこの扉の隣にある階段を登って上がる必要がある。
階段を上がるとそこはもうトルコ
美しいオスマン建築が迎え入れてくれる。
モスク入り口の天井はこのようになっていてこの時点でもう日本感は消え失せている。
外壁にもこっそりとカリグラフィ。
外観を見ているだけでもかなりテンションが上がってくるが、ワクワクしながら中に入るとさらに美しい光景が広がっていた。
モスク内部の色鮮やかで圧巻の天井である。
まさか日本でイスタンブールで経験した「見上げすぎて首が痛くなる現象」が起きるとは思わなかった。息を飲む美しさだ。
イスラム教の聖地であるメッカの方角を示す大事なものミフラーブや指導者がイスラム教の教えを説く場所であるミンバルもしっかりとある。
随所にあるカリグラフィが美しい。
またイスタンブールにあるモスクにもあった美しいステンドグラスもしっかりとある。
それも無数にあるためゆっくりじっくりと楽しむことができる。
また入口には寄付箱と女性用のスカーフがある。
日本国内とはいえここはイスラム教のモスクであることを忘れずに行動しよう。
館内には売店もある
最初にのせた東京ジャーミィの文字がある下の扉を入ると書籍やお土産が販売されている場所になる。
こんなインスタ映えスポットも完備
さらに奥に進むと異国情緒漂う売店が現れる。
これはお土産ゾーン。
トルコのガイドブックや置物などが置いてある。
これは乾麺ゾーンでトルコ意外にも世界中の乾麺も沢山置いてあり、見ているだけでも楽しい気分になる。
海外感95％の冷蔵庫。
とても日本の冷蔵庫とは思ないが、ここならトルコで飲んで気に入った飲み物も手に入りそうである。
東京ジャーミィの基本情報
2000年6月に開堂した東京ジャーミィはトルコ本土から送られた資材が使われており、沢山のトルコ人建築家や職人そして日本の鹿島建設によって作られた。
以降毎日の礼拝と金曜日の合同礼拝に使われており、金曜日の合同礼拝には東京周辺に住むイスラム教徒の他訪日旅行中のイスラム教徒など合計400人程度が訪れる。
もちろんイスラム教徒以外の訪問も多く、最近ではテレビなどでも取り上げられたことから一般の見学者も多くなっている。
代々木上原駅から徒歩5分ほどで着く
最寄駅は東京メトロ千代田線・小田急小田原線の代々木上原駅
代々木上原駅から徒歩5分ほどで行くことができる。
周辺にはカフェも多いため、東京ジャーミィ見学後にカフェで休憩するのもありかもしれない。
私は東京ジャーミィの並びにある、終日oneというカフェに立ち寄ったが、花に囲まれて美しい空間のカフェであった。
開館時間＆日本語見学ツアーについて
毎日朝10時から18時まで開館しており、イスラム教徒以外の見学も可能だ。
しかし金曜日だけ例外で一般見学は14時からとなっている。
また予約は必要なく自由に出入りすることができる。
また一般見学者向けに土日祝の14時半から1時間程度の見学ツアーも開催されている。
こちらもまた予約は不要なため気軽に参加することができる。
土日祝意外にガイド付きの見学をしたい場合は事前に連絡することが必要になる。
東京ジャーミィのまとめ
日本国内で異国を感じられる東京ジャーミィは海外旅行に行けない時におすすめの国内スポットだった。
内部は本当にイスタンブールに来ているのではないかと錯覚するほどに異国情緒が漂う素敵な空間であることは間違いない。
また普段海外に行きなれた方にもおすすめの場所なのでぜひ世界が落ち着いたら訪問してみてもらいたい。
