以前私はこんなツイートをした。
海外旅行と国内旅行は全く別物なので「海外旅行できないし国内旅行で我慢しよ」はないのでござる。
日本の情緒を海外では感じられないように、海外の混沌は日本では感じられないのでござる。更に言うと”国内旅行で我慢”という表現は国内の観光に携わる方や地域への敬意がない気がして嫌でござる。
— GENKI@一人旅会社員 (@weekendtrip_gk) June 3, 2020
海外旅行と国内旅行は全くの別物だという当たり前の話である。
国が違うんだから全くの別物なのは当然であり旅行に出るまでの工程も当然違う。
しかしどうしても旅行という括りでみてしまい、海外旅行と国内旅行を比較してしまう気持ちもわかる。
今回はそんな海外旅行と国内旅行はなぜにどうしてどこが違うのかを、海外旅行にハマる前はアイドルを追いかけ北は北海道南は沖縄まで毎週末日本全国を移動していた私が解説、いや考えてみた。
海外旅行と国内旅行が別物なのは当たり前
いや当たり前なのです。
″そもそも海外旅行と国内旅行の違いは…″
などと説明するまでもないのである。
海外を旅行するか国内を旅行するかの話である、全く違うではないか。
終わり
といってしまうともうこの記事はたった600字程度で終わりを迎えてしまうのでせっかくなのでもう少し深掘りしていこうと思う。
海外の混沌は日本では味わえず日本の情緒は海外では味わえない
「タクシーは乗る前に値段交渉が必要だよ」
「日本語で話しかけてくるやつ99%敵だよ」
「コンビニ店員さんレジの中で昼寝しているよ」
「CAさんが終始なぜかブチギレている事があるよ」
「大都会の道端で鳩を捌いているおじちゃんがいるよ」
海外旅行好きならもはや慣れきったことでも、これらはやはり海外特有の混沌である。
現地や当人からしたら通常営業だろうが、おもてなし大国細けぇことにうるさい大国である日本に住む日本人からしたらこのワードだけでも衝撃、もしくは現実離れしていて逆になんとも思わないかもしれない。
この混沌こそが海外旅行の魅力の一つである事は確実なのである。
そして当然このような混沌を日本で味わう事はできない。
対して日本だ。
基本綺麗な街並み
春夏秋冬四季の移ろい
どこに行っても基本明朗会計
申し訳なくなるほど丁寧な接客
数百円で食べられる美味しい食事
これは世界広といえどもでも日本特有のことであり、日本以外で日本を感じることはほぼ不可能である。
47都道府県どこもその地その地の特色や名物、人柄などもありやはり飽きることなく楽しむ事ができる。
どうだろうか、海外旅行も国内旅行もかなり切り取っているがどちらもそこでしか感じえない魅力に溢れているのだ。
全く別物である事を理解していただけただろうか。
いわば米とパンの違いのようなものである。
海外旅行できないから国内旅行で我慢に感じる違和感
この言葉をたまに耳にする事がある。
というか言われるのだ
「今は海外旅行行けないし、国内旅行で我慢だな」
と。
これに関して声を大にして言いたい
国内旅行は海外旅行の下位互換ではない
2020年6月中旬現在海外旅行が事実上禁止されている今、少しでも出かけたい気持ちを海外から国内に向けるというのは大いにありだし自分もそうである。
しかしあたかも海外旅行より国内旅行の方が劣っているとでも言いたげなこの言葉には甚だ違和感を感じる。
そもそも国内で観光業に従事している方に対してあまりにも失礼ではないか。
これを言うためだけにこの記事を書いたといっても過言ではない。
もう一度言う
国内旅行は海外旅行の下位互換ではない
海外旅行と国内旅行は別物であるという話のまとめ
海外旅行と国内旅行が全くの別物だということは当たり前のことなのだがどうしても旅行という括りでまとめてしまい、比べる気持ちもわかるのだ。
しかしながらどちらも味わえる感覚は全く違い、各々魅力がたくさんある。
海外旅行に行けなくなったこのタイミングで、今まで海外旅行に全振りしていた時間とお金を国内旅行に回して楽しもうと思う。
この記事を読んだからには今後「海外旅行できないし、国内旅行で我慢しよ」などという事は言わないでほしいなと願いながらこの記事を終わらせる。