2年4ヶ月ぶりの国際線チケット発券は手が震え、体温が上がった。
時刻は朝8時18分″これから始業″という時にE-Ticketは発券された。
通勤電車の中でスカイスキャナーを漁り希望に合ったフライトを見つけだし、会社まで足早に向かい腰を据えて落ち着いて予約を進める。
なんせ2年4ヶ月ぶりの国際線予約である、以前の自分のように「通勤電車内で吊り革に掴まりながら予約」などというアクロバティックな予約はできない。
予約クラスの選択や座席の選択・パスポートナンバーや姓名、クレジットカード番号を寸分の狂いなく打ち込んでいく。
コロナ禍前であれば造作のない行為だったはずが、今となっては手汗と動悸震えが止まらない大緊張イベントと化している。
途中座席選択ページでフリーズしたりしながら予約手続きを開始し10分後、遂にこの画面が現れた。
そしてYour booking confirmationという文字と英数字6桁が不規則に並んだ題名のメールが送られてくる。
全てが懐かしく、待ち望んでいたものばかりである。
久しぶりの発券にドキドキしながら毎朝の体温測定をすると結果は36度9分、平時35度後半の体温が大幅に上がっていたのだった。
2年4ヶ月で私は夫となり、フォロワーは1万人を越えた
最後の海外旅行は2020年2月のトルコ旅行。
トルコから帰国直後は「まぁ今年のお盆休みにはまた行けるでしょ」なんて考えていたのがあっという間に世界各国は事実上鎖国され、旅は一介の会社員如きには到底実現できない遊びになり、本来楽しいはずの旅行は嫌悪される対象となってしまった。
そしてプライベートでは2021年4月に結婚をし生活は一変、独身時代とは全く違う楽しく幸せな生活となった。
それだけ2年4ヶ月という年月は長く、人を変えるには十分な期間だった。
しかし、毎日毎日旅の事を考え毎日毎日Twitterで旅についてブツブツブツブツ呟き、2019年10月に始めた旅カウントではまともに旅をしていないのにも関わらず、気付いたら1万人以上の方にフォローしていただている。
こんな普通の会社員の旅アカウントというより旅″したい″アカウントを沢山の方々にフォローしていただけて嬉しくも恐縮な限りだが、ようやく旅アカウントらしいことを呟くことができそう。
お待たせしました、お待たせし過ぎたのかもしれませんといった感じだ。
シンガポール航空でタイ・プーケットへ
今回の行き先であるプーケットは幼少期に家族旅行で訪れ、大人になり一人旅にハマってからも2017年・2018年・2019年と3年連続で訪れるくらいには大好きな場所である。
コロナ後の旅行は「行き慣れた国」か「初めましてな国」かは旅好きの中でも永遠の話題だが、今回私は行き慣れた国を選んだ。
なぜプーケットを選んだかって、そりゃただただ行きたかったからです!!
加えて7月からタイ入国に際しての規制が緩和されることも旅行を決意させた理由の一つでもある。
旅程は4泊7日、私としては比較的長い旅行であり丸一日過ごせるのは3日もあるので十分満喫することができそう。
今回もいつも通りパトンビーチ周辺に滞在し、いつも通りビーチで朝からチーズバーガーを食べたり、マンゴースムージーを飲みつつ音楽を聴いたり本を読んだり太陽が落ちるまで寝たりする予定だ。
いつもと変わらない旅をするのが今回の私の課題である。
もちろん気が変われば急遽予定変更して何かしてもいい、だってそれが一人旅だから!!
今回のプーケット旅行のフライトはシンガポール航空を選択、フライトスケジュールは行きは日本夕方発プーケット夕方着、帰りはプーケット夕方発日本朝着となっている。
選んだ理由は一番安かったからなのだが、安いが故の問題もある。
行きのチャンギ空港での乗り継ぎ時間が15時間あるのだ(乗り継ぎ時間が1時間10分のフライトもあったが、イレギュラーな旅行のため今回はスルーした)
長い…長すぎる…
コロナさえなければ15時間の乗り継ぎ時間など一粒で二度美味しい的なただのご褒美であり、シンガポールに入国して街中観光の一つでもするだろうが、このご時世おいそれと国境を越えられない。
深夜にチャンギに到着し、まずはラウンジにでも行ってシャワー浴びて仮眠してからあとは適当に過ごすしかなさそう。
久しぶりの海外旅行で空港野宿をすることになるとは、いつになってもこういう旅しかできないのだろうなと我ながら思う。
明らかにいつもとは違う空気感の中準備を進めていく
久しぶりに旅行をするということで改めて必要な準備事項を確認していく。
ちなみに私は石橋を叩いて叩いてまた叩いて渡るタイプなので、かなり入念にオーバーに準備していくつもりである。
・送迎予約
普段であれば空港パトン間は空港にいるリムジンタクシーを利用するのだが、今回は諸々の事情を考慮し日本から事前に現地ツアー会社を通じて予約をした。
・旅行保険加入
以前から旅行時は必ず保険には加入していたが今回も当然加入する。コロナ関連の補償が充実していて、保障範囲をきっちりと隅から隅まで読み上げて把握した上で契約する予定。
・ホテル予約
これはエクスペディアから適当に予約するので特に気にしていない。
・SIMカードの購入
こちらもAmazonか何かで適当に買おうと思う。
・クレカ旅行保険の確認
2年以上クレカの海外旅行保障を確認しておらず、規定の改定等がある可能性があるのでよく確認しておく。
・帰国用PCR検査の予約
現状海外旅行にあたり最大のネックであり、不備があると一大事になるためこちらも現地ツアー会社を通じて渡航前に予約した。帰国用PCR検査予約や空港送迎予約に関してはまた別記事で書いていこうと思う。
・MySOSの登録
この辺りも事前に登録できる部分は登録し、帰国時に慌てないようにしておきたいところ。
・各書類のコピー
保険証券・PCR検査予約表・ワクチン接種証明書・陰性証明書日本旧フォーマット(念の為)ざっとこれくらいはコピーを取り、各鞄に入れておく。
・各連絡先のメモをする
保険会社からクレカトラベルデスクまで、片っ端から緊急連絡先をメモしていくつもりである。
他にも厚生労働省水際対策ページを穴が開くまで見たり、在京タイ王国大使館HPや在タイ日本大使館HP、旅レジ情報や日本とタイの各出入国規制の最新情報を旅行当日まで注視していく。
明らかに旅行前にやるべきことが増え、準備の時点で緊張感がものすごいが、このご時世に旅を楽しむためには致し方ない。
正直準備不足により何か問題が起きるのが非常に怖いので、徹底的に入念に完璧に準備をしていく所存である。
最後に
海外旅行することに許可を出してくれた妻には感謝感謝である。
また、海外旅行することを伝えたら自分のことのように喜んでくださったフォロワー氏や会社の同僚たちにも感謝している。
「そこまでして行きたいの!?」と言われたりもするが、行きたい。
テレビで海外の美しい景色が出てきて感激してみたり、夢にプーケットの夕陽が出てきたり、毎日毎日旅に関する何かを考えてきたのだ。
確かにこのご時世に海外旅行することにリスクはある。帰国前のPCR検査で陽性が出たら大変だし、万一帰国後に感染が判明したらこれもまた大変だ。
しかし、そのリスクは日本にいようがタイにいようが地球上にいる限りは同じ。
マスク手洗いうがいソーシャルディスタンスから、万一の保険や連絡先の把握、会社などへの根回しなど、徹底的に準備対策をし万全の状態で今回のわがまま旅を目一杯楽しんで最高の思い出にしようと思う。
久しぶりの海外旅行のため、今回のプーケットシリーズはブログもツイートも長期間続きますので、お付き合いいただければ幸いです!!では!!