アラブ首長国連邦

【UAE・ドバイ】2泊4日で「金ピカドバイ」と「下町ドバイ」を満喫する

みなさん、中東ドバイというとどんなイメージでしょうか。

中東というと治安が良くなくいつも他国と揉めていて、ドバイというとお金持ちが多く、石油王がよく着ている白いカンドゥーラを身にまとった方々が多く闊歩している様な感じでしょうか。

私自身も行く前はその様な地を想像していましたが実際は結構、いやかなり違いました。

 

今回はそんなドバイについてと、実際に旅行に行った時の出来事を書いていきたいと思います。

ドバイは国名ではない

そもそもですがドバイって国ではありません。

ドバイは7つの首長国からなるアラブ首長国連邦を構成する1つの首長国であり、それもアラブ首長国連邦の首都ですらありません。

 

「ドバイってどんな国なの?」

 

と聞かれるたびにこれを言いたいのですが、これを語り始めると話の腰を折る様な感じになるため普段はスルーしていますが、ここでは言わせてもらいました。

昔はお金持ちではなかった

これです。

なにやら調べていくと、ドバイは昔から派手な金持ちだったというわけではなかった様です。

もともとは小さな街だったのが、アブダビに助けられたりクウェートに助けられたりしながら成長していきました。

1966年に油田が発見されたものの採掘料は少なくこの繁栄は続かないと悟った当時のラシード首長がオイルに頼らない繁栄を目指したことで、貿易観光の分野で頭角を現し、現在の世界でも有数の観光大国となったのでした。

 

ドバイの人口の9割は外国人!?

ドバイの街を歩いていると、本当に色々な国籍の方がいるなぁと感じます。

それもそのはず、ドバイの人口の9割は外国人と言われています。

しかも1割の生粋のドバイ人(エミラティ)は公務員や銀行員などという職業に就いており、観光客が会うタイミングはあまりありません。

 

エミレーツで行くドバイ旅行

さて、そんなことを調べていたらドバイに行きたくなった私。

気付いたらドバイ行きのチケットを購入していました。

もはや病気です。

フライトスケジュールについて

羽田 00:30→ドバイ 07:20

ドバイ 02:55→成田 17:20

仕事終わり羽田からドバイへ

今回もいつものごとく夜行便だったため、仕事終わりに羽田空港に向かいました。

仕事終わりの長距離フライトとのこともあり、羽田空港国際線到着ロビーにあるシャワールームで身についた穢れを落とします。

利用料金は30分で1,030円です。

 

オンラインチェックインをしていたため、チェックインレーンの長蛇の列に並ばずに済みました。

特に長距離フライトはオンラインチェックインすることをお勧めします。

機内でのあれこれ

シャワーを浴びスッキリしていざ初エミレーツに乗り込みます。

今回は羽田発ということもありボーイング777でのフライトです。

BGMやアラビア語での案内などすでにワクワクします。

 

機内食その①

羽田を飛び立ち少ししてから、機内食が配られました。

最悪です。開封した写真を撮っておりませんでした。

中身は美味しかったです本当に。

 

機内Wi-Fi

エミレーツでは機内Wi-Fiを提供しており20MBまでは無料で利用できます。

20MBでは足りなかった私は約16ドルを支払い500MBにしました。

 

が、このエミレーツWi-Fi中国上空では利用できません。

 

ブレブレですがこれをご覧ください。

日本からドバイに行くには中国上空を綺麗に横断します。

フライトほぼ中国上空です。

さながら東京から東名高速道路で名古屋へ行く時の静岡の様な存在です。

中国上空を抜けた瞬間親の仇の様にWi-Fiを使い倒したのはいうまでもありません。

 

機内食②

2回目の機内食です。

また開けてません最悪です。

なんのために撮っているのでしょうかこの人(私)は。

でも美味しかった記憶だけはあります。

エミレーツでまずかった機内食は一度しかありません。

 

入国審査

飛行機を降り、初めて中東の地に降り立ちます。

なんか豪華です。

まずそこかしこにある時計がロレックスです。

これがドバイか…と思いながら、入国審査に向かうと長蛇の列が。

待つこと30分、ついに私の番です。

入国審査官はカンドゥーラに身を包んでいます。

そう、冒頭でも書いたドバイ生まれドバイ育ちの全人口の内1割の人種エミラティ」の方です。

前に対応していた某大陸の某国の入国者を怒涛の勢いで詰めていたのでビビりながらブースに入ると、私のパスポートを見るなり笑顔で「こんにちは!」と嬉しそうに言うではありませんか。

そのまま何事もなく「さようなら!」で入国審査は終わりました。

シンプルで美しいドバイメトロでドバイモールへ

ドバイ国際空港第三ターミナルの到着ロビーからエスカレーターを上りドバイメトロの駅に向かいます。

ドバイメトロについて

ドバイメトロの路線は非常にシンプルかつ短い区間を走るため、何回か利用するだけですぐに慣れてしまいます。

また車内はとにかく綺麗で、車内での飲食はもちろん居眠りも罰則の対象となりますのでご注意を。

 

ノルカード

まず窓口でノルカードを購入します。

 

・ノルレッドチケット

一回乗車券と一日乗り放題パス

・シルバーノルカード

一般的なチャージ式交通系電子カードで、ドバイメトロ一般車両に乗れます。

・ゴールドノルカード

基本はシルバーノルカードと同じですが、こちらはゴールド車両という新幹線で言うグリーン車に乗ることができます。

 

と3種類があります。

私的にはシルバーノルカードがオススメです。

そんなに乗る予定がない方や、少し豪華な方がいい方は乗車券やゴールドノルカードを選びましょう。

またノルカードの購入は各メトロ駅のインフォメーションカウンターでできます。

チャージは日本と同じように自動券売機で行います。

ノルシルバーカードの価格はAED25(約730円)で、その内AED19(約550円)は運賃として利用でき、残りはカード発行料金となります。

ドバイメトロの運賃自体高くないので、最初はチャージせずなくなったらチャージするようにしましょう。

私自身「ドバイって電車賃高そうだな」と考え5,000円分チャージしましたが、2回ドバイに行ってもほぼ余っています。

 

いざ空港からドバイモールへ

ドバイ国際空港から乗車時は混んでませんでしたが、途中から混み始めてきて満員電車になりました。

それもなかなかの満員電車で私のスーツケースが邪魔になりそうで申し訳ない気持ちになっていたら、前に立つナイスガイがナチュラルに私のスーツケースの上に手を置き手を休めていました。

誰かの役に立てていたなら良かったです。

 

そんなこんなで、今回宿泊する予定のホテルの最寄駅であるブルジュカリファ/ドバイモール駅に到着しました。

 

ドバイのお手頃ホテル「ローブダウンタウンホテル」に泊まる

今回予約したのは、ドバイモールすぐそばという立地最高でかつお手頃価格で泊まれる「ローブダウンタウンホテル」です。

ドバイモール内を通りホテルへ

ホテルに行く前に腹ごしらえをしようと思い、ドバイモール外にあった店でコーラとケーキを買いました。

甘い

まさしく奥歯がガタガタなる甘さです。

あと上にある赤い繊維質のモケモケがなかなかに食べずらかったです。

腹ごしらえも済み改めてホテルへ向け歩きます。

 

ドバイモール越しに見る世界一高いビル「ブルジュカリファ」が神々しいです。

 

この道を渡るとすぐホテルなのですが、粉っぽいような茶色い街並みが砂漠の中に突然できた街感を醸し出していて異国感を感じます。

 

ローブダウンタウンドバイに到着

 

今回宿泊するローブダウンタウンドバイに到着しました。

窓からはブルジュカリファがしっかり見えます。

 

【ドバイのお手頃快適ホテル】ローブダウンタウンドバイに泊まってみた

ローブダウンタウンホテルについての詳細はこちらに書きましたので合わせてご覧ください。

 

スークとアブラ

アブラという渡し船でオールドスークに行きました。

ドバイ庶民の足「アブラ」

アブラとはこのような船で「ドバイクリーク」で乗ることができます。

乗車時間は5分程でお値段なんと1AED(約30円)とドバイらしからぬお手頃価格。

乗船し進み出すと、操縦するおっちゃんがお金を集めていきます。

この時お釣りがないようにぴったりで出すようにしましょう。

お札で出した客がおっちゃんに怒られていました。

このような川を進みます。

 

船着き場にはたくさんのアブラが停泊しています。

アブラ乗り場

 

Bur Dubai(スーク)側のアブラ乗り場はこちら

 

対岸側はこちら

 

オールドスークで強すぎる客引きに出会う

スークはドバイの下町情緒が漂う、金ピカなドバイのイメージとは全然違います。

スークの雰囲気がよく、楽しく歩いていたら来ましたよ奴らが。

ここオールドスークには半端ではなく強引な客引きがいます。

もうそれはそれは強いです。

腕をつかまれるとかいう話ではありません。

首に腕を回してくるレベルです。

無視していてもそれです。

ガイドブックなどにもありますが、ここに行く場合は本当に気をつけてください。

 

ドバイミュージアム

ここドバイミュージアムでは、ドバイの歴史など知ることができます。

鍛治職人の再現

 

アブラの模型なども。

写真が少ないですが、ここでは2時間くらい過ごしました。

見学するにはボリューム満点です。

アクセス・入場料

メトロ最寄駅はアルファヒディ(Al Fahidi)駅

入場料:AED3(約90円)

営業時間:8:30〜20:30(金曜14:30〜20:30)

 

 

※グーグルマップで「ドバイ博物館」と調べると「伝統建築博物館」と出ますが、全然違う場所なので気をつけてください。

 

JBRビーチ

中東にも開放感たっぷりのビーチがあるんです。

それがJBRビーチ

 

とてもここがイスラムの国とは思えない開放感です。

定期的にラクダが歩いてます。

観光客用でしょうか。

 

ビーチのすぐ後ろにはビルが並んでいてなんだか不思議な感覚です。

 

JBRビーチから見る夕焼けが本当に綺麗で、この後もエミレーツ航空利用時はトランジット時間を合わせて訪れる場所になりました。

またビーチの周りには、カフェやレストランなどがあり一日中過ごすことができます。

 

ビーチチェアやパラソルの貸し出しもあり1日AED100(約3,000円)と少々お高めです。

 

広すぎるドバイモールと高すぎるブルジュカリファ

もちろんドバイモールにも行きました。

広すぎです。

私史上越谷レイクタウンが最大規模のショッピングモールでしたが、余裕で超えてます。

越谷レイクタウンがコンビニに見えてきます。

ドバイモール内にあるお決まりの水族館です。

 

エミレーツA380のフライトシュミレーターもあります。

 

なんと美しい人口の泉でしょうか。

 

もう高すぎて写せませんブルジュカリファです。

みなさん地面に寝そべり一生懸命撮影してました。

 

エミレーツA380で帰国

あっという間に帰国の時です。

 

管制塔がUAEカラーで素敵です。

 

圧巻のエミレーツ5機並び。

 

帰りは成田行きのA380でした。

一回乗ってみたかった世界最大の旅客機A380。

機内は隣がおらず最高に快適でした、

絵でさえかっこいいです。

 

珍しく開封して写真を撮っています。

このチーズオムレツが本当に好きでエミレーツに乗るたびにこれをチョイスしてます。

 

過去最高の機窓写真です。

また静岡上空辺りで夕焼けに照らされる富士山が見えた時、外国人CAさんが富士山に盛り上がっていてなんだかエミレーツのフランクな感じが好きになりました。

 

2泊4日ドバイ旅行の予算

航空券代:69,820円

ホテル代:38,276円

海外旅行保険:2,270円(損保ジャパン日本興亜)

Wi-Fi:7,116円(イモトWi-Fiファーストクラスランク)

おこづかい:30,000円

 

計147,482円

 

ドバイ旅行まとめ

金ピカなイメージ通りの地域もあれば、下町情緒溢れ強引すぎる客引きがいるオールドスークなど、いろいろな顔を持つドバイ。

またビーチもあるなど、中東の国の中ではかなりフリーな雰囲気があります。

ですが、モスク内などは肌を見せないようにするなど、一定のマナーは守らなければなりません。

そんな自由さと中東特有の習慣を持ち合わせたドバイにはエミレーツ航空で成田・羽田・関空から直行便が出ているので、比較的簡単に行けちゃいます。

ぜひ気軽に行ける中東の国アラブ首長国連邦のドバイを楽しんでみてはいかがでしょうか。