イタリア

【イタリア・ローマ】エミレーツでカルボナーラ食べに行ってきます

「死ぬまでに一回はローマに行ってみたいな」

 

古代ローマ建築が好きな40代の先輩社員がこう言っていました。

結構こうやって言う方多いです。

でもそれ多分死ぬまで行けません。

最近はスマートフォン一つで全ての予約が完了するほどに海外旅行のハードルは下がっています。

極端な話ですが、朝急にローマに行きたくなったらその日の夜にはローマに行けちゃうような時代です。

家庭や仕事・人間関係、色々と抱えるものがあると思います。

ですが、いつ死ぬかわからない人生、長い人生の数日間だけ使って行きたいところに今すぐ行ってみませんか?

 

今回はふとローマ行きを決め、2泊6日の旅行を断行したことについて書いていきたいと思います。

カルボナーラを食べたくなりローマに行く

「エミレーツでどっか行きたいなー」

なんて考えていたら夕方のニュースで大好物のカルボナーラが紹介されていました。

『カルボナーラといえばローマ発祥!!』

と聞いた瞬間に次の旅行先が決まりました。

「あっカルボナーラ食べにローマ行くか」

すぐに推し航空会社のエミレーツ航空のホームページからローマへのフライトを検索すると

 

往復JPY118,490

 

の表示が。

一瞬手が止まったものの、次気が付いた時にはご予約が確定していたのでした。いつもの無意識予約です。

「カルボナーラ食べにローマ行ってきます」

今回の有給休暇申請も難なく通りました。

しがない会社員ながら有給休暇を使いたい時に使えるのはありがたい限りです。

「カルボナーラといえばローマ」その理由

ニュースの通り諸説ありますがカルボナーラはローマの一般家庭が発祥のようです。

そもそもカルボナーラとは

パンチェッタかグアンチャーレを使用し、チーズにはペコリーノ・ロマーノやパルミジャーノ・レッジャーノを使う。パスタにはスパゲッティを使用したものが一般的で、これをスパゲッティ・アッラ・カルボナーラ(Spaghetti alla carbonara)という。Wikipediaより

カタカナが多すぎて渋滞してます。

要はあの美味しいやつです。

ですが、日本のカルボナーラとは大きく違う点があります。

それは生クリームを使わないこと。

ローマの一般家庭が発祥のカルボナーラは、高級品である生クリームは使用しません。

イタリアの基本情報

・通貨

EUR(ユーロ、€)   1ユーロ=118円 ※2019年9月現在

・時差

日本マイナス7時間

・首都

ローマ

・フライト

アリタリア航空などが直行便を飛ばしており、13時間ほど。

・気候

首都のローマは東京と似ており、四季がはっきりとあります。

ですが、夏などはとにかく日差しが強いので注意が必要です。

 

いざエミレーツでイタリアへ

今回はエミレーツのA380に乗るというのも大きな目的の一つ(本当はこれがメイン)ですので、ローマの滞在は最低限に設定しました。

フライトスケジュール

今回はエミレーツホームページから直接予約しました。

ローマには「フィウミチーノ空港」とLCCがメインの「チャンピーノ空港」の2つの空港があり、今回到着するのはフィウミチーノ空港です。

 

成田 22:00発→ドバイ 05:00着

ドバイ 09:00発→ ローマ 12:40着

ローマ 20:45発→ドバイ 05:30着

ドバイ 02:55発→成田 17:50着

 

帰国便、ドバイでのトランジット時間が21時間あります。

こちらも今回の旅行の目的の一つなのでした。

仕事終わりに成田空港へ

いつものごとく仕事終わりに成田空港に向かいます。

エミレーツ航空は成田空港の他羽田空港からも運行していて成田22:00発のEK319便羽田0:30発のEK313便があります。

どちらも夜便でドバイへの到着は朝なので仕事終わりから始まる週末旅行にはぴったりのフライトスケジュール。

またエミレーツ航空は世界76カ国122以上の都市に就航しているため、ドバイ経由で世界中に飛んでいくことができます。

今回成田発便を選んだのは運行機材がA380だから。

羽田便はB777なのでパスです。

 

このエミレーツのフォントを見るだけでワクワクしてしまいます。

巨大な飛行機であるA380での運行のため、チェックインカウンターは毎回長蛇の列。

そのためオンラインチェックインをお勧めします。

オンラインチェックインレーンは比較的空いているので、少しでも空港での待ち時間を節約しましょう。

チェックイン後忘れずに今回も予約したイモトWi-FiのカウンターでレンタルWi-Fiを受け取ります。

この時間帯の成田空港からのフライトは遠距離路線が多いですね。

カタール航空も利用してみたいです。

 

仕事終わりかつ深夜の長時間フライトということもあり搭乗前にシャワーを浴びます。

今回利用したのは第二ターミナル制限エリア内(出国手続き後)サテライト3階吉野家の近くにあるリフレッシュルーム。

利用料金は30分で1,030円でした。

もちろん手ぶらで利用可能ですので、搭乗前のリフレッシュにはぴったりです。

ちなみに営業時間は7:00~21:30で最終受付は21:00までですので、利用する際はお気をつけください。

 

シャワーを浴びてさっぱりしてゲートに向かいます。

成田空港は何度も利用していますが、このゲートには初めて来ました。

なんだか他のゲートとは雰囲気が違います。

 

今回は計4回のフライトの内3回A380に乗れますが今回はその1発目、ここでテンションが爆上がりです。

 

こちらにエミレーツについての詳細と、レンタルWi-Fiについての詳細記事がありますので合わせてご覧ください。

 

まずはドバイまで12時間のフライト

 

あっという間に搭乗時間。

機内はほぼ満席でしたが、機内で流れるエミレーツのボーディングミュージックが大好きでテンションが上がりっぱなしです。

席に着いてから数十分してようやく飛行機が動き出します。

大きな機体が飛び立ち、眼下には私の生まれ故郷である千葉県の夜景が広がります。

千葉の夜景を眺めながらこの後12時間に及ぶエミレーツでのフライトに胸が高鳴るのでした。

 

 

食べかけで申し訳ないです。

離陸して少ししてから1回目の機内食が出てきました。

エミレーツはフォークやナイフが金属製で食べやすくていい感じです。

また、毎回毎回このデザートが美味しくて好きです。

 

私飛行機に乗ると大体いつもこの画面を表示しています。

この時はまだまだ到着まで10時間と30分、ドバイって遠いですね。

機内ではただただ寝たり本を読んだり、スマホにあらかじめ入れておいた映画を観たり、はたまたエミレーツのA380に乗っていることを噛み締めてみたり。

 

そんなことをしていたら本当にあっという間にドバイが目前になりました。

好きな航空会社の飛行機に乗れるって幸せです。

 

飛行機を降り、乗り継ぎの案内に従いローマへのフライト便が出発するゲートに向かいます。

エミレーツ航空の拠点であるドバイ国際空港は、私にとって聖域といっても過言ではありません。

 

前後左右どこを見てもエミレーツです。

それもそのはずドバイ国際空港第三ターミナルはエミレーツ航空専用なんです。

ちなみにドバイの街を歩いている時に飛行機の音がして空を見上げると、大体エミレーツです。

ドバイに移住したくなります。

 

ドバイからローマへの飛行機でトラブル発生

2回目のフライトもA380です。

A380からA380に乗り継ぐだなんてなんて贅沢でしょうか。

 

ウキウキしながら乗り込みます。

ですが、心なしか機内が暑いです。

いや、かなり暑い。

汗ダラダラです。周りの乗客も異変に気付きざわつき始めています。

そんな中機長からアナウンスがありました。

 

ちょっとエアコン壊れてっから待っててや

 

おう…いくら11月とはいえそこは砂漠の地ドバイ、ジリジリと機内の温度が上昇していきます。

CAさんが水を配ってくれました。

約30分後「エアコンが治ったから出発するでぇ」とのことで、無事にドバイを離陸できたのでした。

 

離陸後機内食が配られました。

左上のデザートは本当に美味しかったです。

他のですか?

ノーコメントです。

大きな機体が空を飛んでいるのは本当に不思議なことです。

 

12時間フライトの後の6時間程度のフライトのため、一瞬でローマに着きます。

と、到着直前にまたしてもトラブルが発生します。

シートベルト着用サインが出ているにも関わらず、私の斜め前に座っていた淑女が突如立ち上がり機内後方を向き歩き出そうとしています。

必死にジャンプシートから制止するCAさん、すると淑女が立ち止まりました。

問題解決かと思いきや、視線はまっすぐ正面を見つめたままマーライオンしだすではありませんか。

そう到着間際に飛行機に酔ってしまってトイレに行こうにも行けずその場でマーライオンになってしまったようでした。

それにしてもせめて下を向けばいいものを、まっすぐ正面を見たままマーライオンは私も初めて見ました。

 

そんなトラブルを乗り越えて、無事ローマ・フィウミチーノ空港に到着しました。

 

ありがとうエミレーツ。

 

ヨーロッパの入国審査は初めての一人旅で行ったフィンランドで非常に嫌な思い出があるので、心して臨みましたがなんてことはありませんでした。

だがしかし

几帳面な日本人代表である私、このスタンプの押し方には密かにワナワナしました。

なぜこうなったのか問い詰めたかったですがやめました。

空港からシャトルバスでテルミニ駅へ

空港からローマの中心地にあるテルミニ駅へのアクセスは主に3つあります。

 

・レオナルドエクスプレス

所要時間32分、片道14ユーロ(約1,700円)でテルミニ駅まで行ける直通列車です。

時間を節約したい方などにおすすめ。

・シャトルバス

こちらは所要時間が約1時間ほどですが、運賃は片道5ユーロ(約600円)とかなり安く行けます。

時間に余裕がある方におすすめです。

・タクシー

こちらは一律48ユーロ(約5,700円)と決まっています。

複数人で行く場合などにおすすめです。

 

私は今回シャトルバスを選択しました。

空港の外に出て右手に進むとバスターミナルがあるので、まずはチケットを買います。

バス運行会社は何社かありましたが、今回は一番人が多かったところで買いました。

 

運賃は往復で9.9ユーロ(約1,200円)でした。

チケットは帰りにも使うので捨てたりしないでください。

 

指定された15番バス停で待つこと数分、バスがやってきて乗り込みます。

東南アジアのバスのようにブンブン飛ばすわけでもないので、いたって快適な移動でした。

テルミニ駅から徒歩1分のジョベルティホテルへ

今回のホテルもエクスペディアから予約しました。

料金は2泊3日で25,912円でした。

立地がとにかく抜群でテルミニ駅から徒歩1分と最高です。

そしてなんとチェックインしようとフロントに行くと、イタリア美女が日本語で対応してくださいました。

これは口コミなどにもなかったため予想外で本当にありがたかったです。

 

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部屋はこんな感じで、天井が高くかなり開放感があります。

十分すぎるほどの部屋です。

 

バスタブがあるのは嬉しいですね。

 

窓からはテルミニ駅が見えます。

テルミニ駅周辺は夜になると些か治安面で不安がありますので、駅からこの距離というのはかなり安心感があります。

 

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ローマ散策

ローマは古代建築物などがギュッと至近距離に集まっていますので、歩いて回ることも十分可能です。

今回私はひたすらに歩き回りました。

これはローマにある観光地全般に言えることですが、人が多い場所ではスリなどがとにかく多いです。

貴重品やカバンの取り扱いには本当に気をつけてください。

日本人が思う以上に日本人観光客は隙だらけです。

 

トレビの泉

まずはかの有名なトレビの泉です。

「サイゼリヤっぽいなぁ」

という感想です。

滞在数分で次に行きます。

コロッセオ

もちろんコロッセオにも行きました。

「テルマエロマエみたいだなぁ」

といったところです。

パンテオン

パンテオンにも行きます。

なかなか荘厳な建物です。

 

中に入ってみました。

これはすごいです。

ディズニーランドのアトラクションにありそうです。


このあたりで私は一つ気付きました。

「あっこれ多分何見てもサイゼリヤとテルマエロマエとディズニーにしか見えないぞ」

と。

バチカン市国

世界最小の国バチカンにも行きました。

さて、バチカン市国は旅行先の一国としてカウントしていいのでしょうか。

 

ここはさすがに圧巻でした。

いったのは朝でしたが、すでに沢山の人が訪れていて人気の高さはわかります。

街並み

朝散歩していたら見つけた広場です。

空気がものすごく澄んでいて気持ちがよかったです。

 

ただの路地ですが、なんだかローマはどこを撮影しても絵になってしまいます。

 

歩いていると唐突にこのようなモニュメントが現れるのもローマらしいです。

 

街中を走る車にベンツのスマートという小型車が多いなぁと感じていたのですが、これを見て全て納得しました。

これはずるいです。

 

私も愛用しているRIMOWAもありました。

689ユーロということは日本円で約82,000円。

破格のお値段です。

 

夜のローマの雰囲気も素敵です。

ですがやはりテルミニ駅周辺は治安があまり良くないように感じました。

出歩く際はご注意を。

 

ローマでの食事たち

ついにきましたカルボナーラ。

一応カルボナーラをメインに食べましたが、さすがに他の食事も食べました。

念願のカルボナーラ

まずはここ。

テルミニ駅内にある、フードコートで食べたカルボナーラ。

見てもわかるとおり濃厚です。ただただ濃厚です。

チーズの味が強く、パンチェッタも塩味が効いていていいアクセントになっています。

意外とボリュームがあり、一皿で満足できます。

ちなみにここのカルボナーラが美味しすぎて滞在中3回来ています。

 

フードコートというとなんだかチープに感じるかもしれませんが、そんなことありません。

本気の職人たちが作る料理はどれも本当に美味しいです。

 

 

お次はここ。

バチカン市国に行った際に食べましたが、場所を忘れてしまいました…

こちらも本格的なカルボナーラで、量が少ないように見えて実はこれ結構深い皿でボリュームがあり大満足でした。

 

空港で食べたカルボナーラ。

急に簡素です。味はいたって普通です。

 

この他にも食べましたが写真がないという失態…

食べることに集中しすぎていました。

カルボナーラの元祖「ラ・カルボナーラ」にも行きましたが、あまりにも混んでいたので諦めました。

カレー??

テルミニ駅近くにはインド系の料理屋などが並んでおり、カルボナーラばかりを食べていてカレーが食べたくなったので立ち寄ってみました。

そこでビーフカレーを注文したのですが、そこで出てきたのがこちら。

「おいおいメニューの写真は何を撮ったんだよ」

というくらいにはメニューと違います。

「不味かったらまたカルボナーラ行くか」と考えながらとりあえず一口食べます。

 

何これめちゃくちゃ美味いんですが…

 

ビーフが驚くほどにトロトロで柔らかく、ルーもあらゆるスパイスの味が口の中をぐるぐるしています。

ただコメはなんだかプラスティックのような味がして全ては食べきれませんでしたが…

ドバイ経由で日本へ

2泊のローマ滞在はあっという間に終わりました。

ですが、今回の旅行はローマだけではありません。

ドバイでのトランジット時間を21時間とっていたのでした。

テルミニ駅から空港へ

来るときに購入したチケットを持ち、来るときに到着したバス停に行きます。

バス停にはスタッフがいるので、チケットを見せればどれに乗ればいいか教えてくれます。

同じバス停からフィウミチーノ空港行きチャンピーノ空港行きが出ているため注意が必要です。

 

 

最前席に座りました。

音楽を流して熱唱しながらバスを走らせる運転手さんを見て

「日本でもこういうスタンスで仕事ができたらストレス社会などという言葉とは決別できるのだろうな」

としみじみ考えました。

 

 

そしてフィウミチーノ空港に到着し成田までのチケットを発券し、荷物を預けます。

ここのスタッフが手続きの際にひたすらウインクしていて、なんだかかっこよかったです。

 

次こいつと会うのは約40時間後

ロストしないことを願って見送ります。

 

今回の旅行3回目のフライトは残念ながらA380ではなくB777でした。

ドバイ21時間トランジット

さてさて、早朝のドバイに到着です。

空港ベンチで仮眠してからまずはビーチへ行きます。

 

先ほどまで冬のローマにいたとは思えません。

急に真夏です。

 

ドバイモールにも行きました。

ドバイでの21時間トランジットに関してはこちらの記事にまとめましたので、ぜひご覧ください。

 

そんなこんなで、ローマとドバイを満喫し成田へと向かうのでした。

2泊6日ローマ・ドバイ旅行にかかった費用

航空券:118,490円

ホテル:25,912円

Wi-Fi:10,924円(イモトWi-Fi利用)

海外旅行保険:2,570円(損保ジャパン日本興亜利用)

おこづかい:30,000円

計187,896円

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

2泊6日ということで、かなり体力の限界を攻めましたがこんなプランも可能です。

最初にも書いたとおりいつ何があるかわからないのに「死ぬまでに行きたい」では行くことができません。

世界は広くて近いです。

成田空港や羽田空港をはじめ、関西国際空港や中部国際空港その他の空港から毎日毎日絶えず世界中へ沢山の飛行機が飛び立っています。

もちろん誰でも乗れます。

ぜひこの記事を読んだ方も、いますぐにでも航空券を予約してずっと行ってみたかった国に飛んでみてはいかがでしょうか。