韓国に行った1ヶ月後、またもや成田空港にいました。
この辺りからいよいよ海外旅行中毒が深刻化していきます。
4回目の旅行先に選んだのはベトナムのホーチミン
近年成長著しいベトナムですが、今回のこの旅行で初めて東南アジアの洗礼を受けるのでした。
目次
ベトナムについて
正式名称は「ベトナム社会主義共和国」首都はハノイ
南北に細長い国土であり南に首都のハノイ、北にホーチミンちょうど真ん中辺りに最近注目され始めてきたランタン祭りで有名な古都ホイアンやビーチリゾートが有名なダナンがあります。
フライト
羽田成田空港・関西国際空港・中部国際空港から、ハノイ・ノイバイ国際空港やホーチミン・タンソンニャット国際空港やダナン国際空港へベトナム航空やLCCのベトジェットエアから直行便が出ており、フライト時間は約6時間程です。
ベトナム航空はフルサービスキャリアではあるものの時期によってはかなりお手頃で、LCCとほぼ同じかもしくはそれ以下の時もあったりしオススメです。
私自身も、東南アジアに行く際はベトナム航空を利用することが多いです。
また悪天候による乗り継ぎ失敗などのイレギュラー発生時の対応もしっかりしており、信頼できる航空会社の1つです。
通貨と計算方法
通貨はドン(VND)
1ドンが約0.005円です。(2019年 8月時点)
写真の紙幣は実際のベトナムドン、桁が大きすぎて不安になりますが日本円に換算すると500,000ドンは約2,500円程です。
またさらに、タクシーや街中などの買い物の際桁が大きくなると下3桁が省略され表示されたります。
例えば10,000ドン→10Kドンや10などとなります。
もう混乱しかしません。
ドンを円に簡単な計算方法
下2桁をなくして、半分に割ってみてください。
例えば50,000ドンの場合50000➗2=250円
となるわけです。
この計算の仕方が一番わかりやすいです。
これができないと現地でぼったくられる確率は倍増します。
予約について
今回は初めて飛行機もホテルも全て自分で予約しました。
・飛行機はスカイスキャナー
・ホテルはエクスペディア
以降の旅行では飛行機とホテルは主にこのサイトを利用することになります。
飛行機
ベトナム航空の直行便をスカイスキャナーで検索し、ベトナム航空公式ホームページから予約しました。
VN301 成田 09:30発→ホーチミン 13:15着
VN300 ホーチミン 00:15発→成田 08:00着
往復で35,000円ほどでした。
ホテル
アジアンホテルというホテルを予約しました。
ツアーで使われることも多いようで、日本人の方も多かったです。
2泊3日で10,000円ほど。
このホテルはとにかく立地が抜群で、ホーチミンのメインストリートといっても過言ではないドンコイ通りに面しており、各主要観光地にも徒歩で行けるためかなり助かりました。
また隣には大きなショッピングセンターがあり、買い物などにも困りませんでした。
出発当日
早朝便ではありませんでしたが、朝の便で起きれるか不安だったので今回も空港ホテルに宿泊することにしました。
「マロウドインターナショナルホテル成田」に前泊
出発前日仕事が終わりそのまま京成線で成田空港第一ターミナルに向かいました。
この日泊まるホテルはカプセルホテルのナインアワーズではなく、マロウドインターナショナルホテル成田です。
滑走路側の部屋では、成田空港から飛び立つ飛行機を見ることができます。
成田空港の第一第二ターミナルからはもちろんのこと、成田駅などからも送迎バスが出ております。
空港行きシャトルバスは朝4:30から出ており、LCCでの早朝フライトでも安心です。
スカイプライオリティ
翌朝送迎バスにて第一ターミナルに来ました。
事前にオンラインチェックインをしていたので、カウンターでは荷物を預け搭乗券を受け取るだけです。
この際CONTROLLEDと赤いスタンプが押された搭乗券を渡され、なんのスタンプなのか聞いたところ、ベトナム航空ではオンラインチェックインをすると保安検査場のスカイプライオリティレーンを利用できるとのことでした。
朝の保安検査場は混んでいることが多いので嬉しい特典です。
余談ですが、出国手続き後に見えるこの看板地味に好きで目に入る度に「いってきます」と心の中でつぶやいています。
飛行機・機内
この日乗る飛行機はボーイング787 ドリームライナー(2017年8月運行機材。現在はエアバスA350になっています)
真っ青な機体が目立ちます。
機内に入るとベトナムの民族衣装であるアオザイを身にまとったCAさんが目を引き、まだ成田なのにもうベトナムに着いたのかと錯覚してしまいます。
外資系の航空会社は乗った瞬間から異国を感じられて本当に好きです。
座席は広く、モニターのタッチ感度もいい感じでした。
離陸後機内食が出ました。朝何も食べていなかったので完食いたしました。
こちらはボーイング787 ドリームライナーの特徴の1つである電子カーテンです。
通常日よけは上からシャッと下げますが、こちらは窓の下にあるボタンを押すことで遮光度を変えることができる優れもの。
隣席の方がトイレに立ったタイミングを見計らい、急いでポチポチし写真もパシャパシャ撮りました。
まぁ私はエアバス推しなのですが。
ボーイング787 ドリームライナーについて
今回乗ったボーイング787 ドリームライナーはボーイング社の最新鋭機で、凄いのは電子カーテンだけではありません。
787はカーボンでできており気圧や腐食に強いため、機内の気圧や湿度は地上と同程度に保たれており、圧倒的な快適性が実現されています。
実際私も飛行機に乗る際は乾燥で鼻が痛くなるためのどぬーるぬれマスクを使用するのですが、787はつけなくても全然痛くなりません。
またこの機体に使われている主翼などの部品は愛知県内で製造されており、定期的に中部国際空港へ部品輸送用に改造された貨物機ドリームリフターが飛来しているということもあり、中部国際空港の隣にはボーイング787ドリームライナーの一号機がそのまま飾ってあるフライトオブドリームズというアミューズメントパークまであります。
ホーチミン到着
さて、そんな最新機種の787に感激していたらあっという間にホーチミン タンソンニャット国際空港に到着です。
空港からホテルへ
入国審査と荷物のピックアップを済ませ到着ロビーに出ます。
※ベトナムは通常日本国籍の場合ビザの必要はありませんが、30日以内に2回以上ベトナムに入国する際はビザが必要になります。ベトナム乗り継ぎなどで往復入国する必要がある場合などは気を付けましょう。
タンソンニャット空港から市内へはバスやメータータクシーなどがありますが、今回は事前に調べておいた、ドライバーとお金のやり取りをする必要がないクーポンタクシーを利用します。
到着ロビーにあるカウンターでホテルの住所などを伝え料金を支払います。
21万ドンです。
きました万ドン。
ですが安心を、日本円だと1050円ほどです。
ちなみに空港から乗る場合、10,000ドンが料金に追加されますがそれはぼったくりではないので安心してください。
ホーチミンタクシーについて
ホーチミンのタクシー(車)について説明します。
正直ベトナムのタクシーは本当に悪名高いです。
最初に言っていた額と全く違う額を請求してきたり、迎えにくる約束のはずが来てくれず大雨の中タクシーを探し暗い夜道を彷徨わせたり
ですが、安心してください信頼できるタクシー会社はあります。
それは
・ヴィナサンタクシー
・マイリンタクシー
の二社です。二社だけです。
ヴィナサンタクシー
外見の特徴は、白いボディの車体下部に赤と緑のラインが入ってます。
電話番号は
38.27.27.27
です。
マイリンタクシー
外見の特徴は、緑色のボディもしくは車体下部が緑色です。
電話番号は
38.38.38.38
です。
ん?
はい、こちらは外見を限りなく似せた偽マイリンタクシーです。
もう嫌になってきませんか?私は嫌になってます。
そうです、ヴィナサンやマイリンに外見を似せたタクシーも存在しています。これに乗ったら高確率でぼったくられます。
なので乗る際は必ず車体に書かれた電話番号も確認しましょう。
写真のは大きく違う数字ですが、かなり紛らわしい番号もあるので気をつけてください。
また、正規のヴィナサンやマイリンの中でも、ふっかけてくるドライバーもいるようです。
もうタクシーに乗るときは半分は天に運を任せましょう。
ホテルに到着
そんなこんなでどうにか無事アジアンホテルに到着しました。
一人で泊まるには十分です。
冷蔵庫内の謎の汚れが些か気になるものの許容範囲です。
部屋でスマホたちの充電をしながら休憩し、早速街に出てみます。
戦争証跡博物館
まずは戦争証跡博物館に行きました。
アクセス・入場料・営業時間
アクセス
戦争証跡博物館は3区にあり、ドンコイ通りにあるアジアンホテルからだと、徒歩で20分程度でいけちゃいます。
他観光地も近くにあるので、色々周りながら行くと良いでしょう。
入場料
入場料は15,000VND(75円いかないくらい)と格安です。
料金を支払うと青い鳥が描かれた丸いシールが渡されるので、胸の辺りなど見えるところに貼りましょう。
営業時間
7:30〜12:00 13:30〜17:00
12:00から13:30までは閉館してますので気を付けましょう。
館内
屋外には戦争で使われていた戦車やヘリコプター、戦闘機などが展示されています。
そして屋内展示では爆弾や銃器類アメリカ軍が使用した枯葉剤の影響で生まれた奇形児のホルマリン漬けなども展示されていますがこちらではのせません。
また戦争時の惨状を写した写真も数百枚展示されており、中には日本語の説明がついたものもありました。
客層はアジア人も欧米人も半々といった感じで、ツアー客の方も沢山いました。
このように日本関連のものも展示されております。
なかなか衝撃的な写真も多く苦手な方もいるかもしれませんが、ホーチミンに行くならぜひ行くことをお勧めします。
戦争を知らない自分はここを訪れて改めて日本が関わった過去の戦争についても知り、世界で現在進行形で行われている戦争についても意識的に気にするようになりました。
ブンタウへ
2日目は地元民が集うビーチリゾート?のブンタウに行きました。
ブンタウとは
ブンタウはホーチミンから100kmほど離れた街で、海水浴場が有名で週末はホーチミンに住む現地人で賑わいます。
日本の千葉でいうと、九十九里もしくは稲毛海岸といったところのローカルビーチです。
私が行った時もベトナムのボーイズアンドガールズたちがキャッキャウフフしていました。
行き方
今回は高速船で行きました。
高速船のほかタクシーやバスもありますが、日帰りだったので早い移動手段を選びました。
料金は200,000ドン(1,000円ほど)で、ホーチミンのバクダン埠頭の乗り場から1時間半ほどでした。
船内の前にはモニターがありコメディ番組などが流れていました。
またミネラルウォーターの配布などがありました。
こちらはブンタウ側の船着場から見た高速船。
時期にもよるのでしょうが、結構揺れました。
エチケット袋をガンガン使ってる方もいました。
ブンタウの到着場所はここで、帰りもここから乗ります。
ブンタウでのあれこれ
ブンタウに到着しブンタウ1盛り上がってるというバックビーチにきました。
着いて早々バイクタクシーのおっさんと一悶着ありましたが、それは後ほど。。。
バックビーチの場所はここ。
ビーチチェアとパラソルを20,000ドンで借りました。
特に綺麗ではない海とベトナムボーイズアンドガールズを眺めながら、タクシー事件を思い出しイライラします。
その後、ブンタウ中心にある山を登り景色を眺めたりしましたが、イライラしておりました。
バイクタクシー事件
前半に紹介した車タクシーの他、バイクタクシーもあります。
このバイクタクシーがまた本当に曲者です。
バイクタクシーはその名の通りバイクに二人乗りで目的地まで送ってくれるのですが、まずこのバイクタクシーはその辺のおっちゃんがやっていることが多く、プロとかではありません。
そしておっちゃんは言葉巧みに近付いてきます。
「こんにちは!どこ行く?」
「日本人沢山乗ってくれてるよ!」
そう言って、ノートを見せてきます。
そこにはそれはそれはおっちゃんを褒めちぎる怪しげな日本語の言葉たち。
また、安全性も怪しいので気になる方は車のタクシーに乗りましょう。
でも車のタクシーにも気を付けてください。
私に起きたトラブル
ブンタウの船着場に到着し、バックビーチに行くため近くにいたバイクタクシーのおっちゃんに話しかけ値段を聞くと2万ドン(100円ほど)とのことで、決めました。
風が気持ちよくいい感じ。
道中色々話しながら海岸沿いの道を進み15分ほどで到着です。
とここで2万ドンを渡そうとするとなぜか受け取りません。
仲良くなったからサービスか?
と思いきや、そんなわけありませんでした。
「100万ドン(5000円ほど)だ」
と言っています。
耳を疑った私は電卓に打ち込み見せると頷いています。
100円が5000円は流石に新宿のぼったくりバーも驚きです。
理由を聞くと
「暑い中頑張ったから」
などと言っています。
狂気の沙汰です。
結果的に10分ほど問答を続け最初言っていた額を受け取り帰っていきました。
これが起きた理由
これが起きた原因は自分でも心当たりがあり、支払う際高額紙幣もまとめた財布からお金を出してしまったため、高額紙幣が見えてこう言ってきたのでしょう。
高額紙幣を持ち歩かないか、見えないようにしておきましょう。
こういったトラブルが起きたら。
最初に聞いた額以上は払わないようにしましょう。
また必ず乗車前に料金を聞きましょう。
それでもこのようなトラブルは起きますし、夜や女性一人の場合怖くなるかもしれません。
また相手が何を持っているかもわからないので、状況を見て判断してください。
この他にも迎えに来てもらう予定が来てもらえず、大雨の中で他のタクシーを探したりなどベトナムでのタクシートラブルは何度か経験し、もう慣れてしまいましたがやはり気分のいいものではありません。
できるだけトラブルに合わないよう、気を引き締めていきましょう。
ホーチミンの食事たち
ソイガー
ソイガーナンバーワンというお店のソイガー
ソイガーとはもち米の上に鶏肉とフライドオニオンが乗っている食べ物で、日本でいう鶏おこわです。
もうこれ本当に絶品です。
一杯100円ほど
モチモチのもち米と濃いめの味付けがされた鶏肉にフライドオニオンがいいアクセントになり食べる手が止まりません。
サイズ的には日本のご飯茶碗半分くらいの量なので、足りなければおかわりしましょう。
またこれの他、揚げソイガーなどもありこちらも香ばしく美味です。
ノーマルソイガーと揚げソイガーを頼んで食べ比べなんてのもいいです。
ちなみに私は滞在中1日に2回行き、その度にノーマルソイガーと揚げソイガーを頼んでいました。
行くたびにひしゃげたスプーンが出され、最高に食べずらい事さえお気に入りポイントになってしまいます。
外観も店内もなかなかにローカル感が強いですが、本当に美味しいのでぜひぜひ行ってみていただきたいお店ナンバーワンです。
ベンタイン市場からすぐの場所です。
フォー
ベトナムといえばフォーという事で食べました。
日本でありがちなパクチーバサァーというスタイルではありません。
薬味の類は別皿で出てきます。
やらかしてる揚げ物
これはアジアンホテル隣にあるショピングモール内のフードコートで食べました。
無性に揚げ物が食べたくなり、一番美味しそうだったこれを注文しました。
きました
完全にやらかしてます。
この感じ、逆に楽しくなってきます。
でも美味しくいただきました。
街中でのあれこれ
サイゴン中央郵便局
こちらは「サイゴン中央郵便局」です。
中央の肖像画はホー・チ・ミンさんです。
観光地化されていますが、現役の郵便局です。
統一会堂
こちらは戦争証跡博物館からすぐの場所にあります
中の見学ももちろん可能です。
夜の街
ビルがレインボーだったり、ライトアップされた街路樹などが綺麗です。
ホーチミンの日常
The 過積載
忙しないホーチミン、ドラ◯もんもスムーズにそしてせかせか歩きます。
食料品売り場に突如現れる、ヘルメット。
どうやら、ヘルメットはおまけらしいです。
圧巻の通勤風景です。
ベトナム旅行を終えて
タクシーでのトラブルやどこに行っても激しいふっかけにほとほと疲れました。
ですが、この旅行がきっかけで東南アジアにハマりだすのでした。
東南アジアの活気や、忙しない空気の中に突如現れるのほほんとした空気。
クラクションが鳴り響く街中で眺める、歴史的建築物。
どれもが印象深くふと思い出し行きたくなる不思議な空気感がベトナムや東南アジアにはあります。
圧倒的なスピード感で成長し続けるベトナムに一度訪れてみてはいかがでしょうか。
ベトナム旅行費用
航空券代 35,000円
ホテル 10,000円
国内宿泊費 6,000円
Wi-Fi 6,956円
保険 1,760円
おこづかい 10,000円
計69,716円