かれこれ6回目の台湾は突如決まり今回は高雄へ行くことになった。
本来であれば香港に行くつもりだったが、逃亡犯条例によるデモ活動が激しさを増す中渡航するのはリスクがあると考え中止にしたものの
「もう海外旅行に行く気満々だしどうしよう」
と悩んだ結果選んだ地。
台湾以外行くとこないの?などと同僚などに突っ込まれ始めましたが気にしない。
日本も北海道と沖縄が全然違うように台湾も北に位置する台北と南に位置する高雄では大きく違うのだ。
そんなことより私は台湾が大好きなのだ。
毎週末台湾に行ったって問題ないくらいだ。
今回はそんな私が高雄に2泊4日で行った時のことを書いていく。
目次
高雄は台湾第三の都市でお洒落シティ
高雄は台湾で最大の面積を誇り、人口は約280万人。
台北・台中に次いで、台湾第三の都市だ。
昔は打狗という地名だったが「狗(犬)を打つ」という地名は良くないということで当時統治していた日本と台湾政府により発音が似た高雄と改名された。
また古くから外国との貿易貿易が盛んで港町として栄えていて、他地域と比べ欧米ナイズされておりおしゃれなスポットも多く、日本でいうところの「神戸」や「横浜」に近い雰囲気なのだ。
台北からは高鐵で。高雄国際空港もある。
エバー航空やチャイナエアラインの他、LCCだとタイガーエア台湾やPeachが日本から高雄国際空港への直行便を飛ばしておりアクセスは抜群。
また、台北から新幹線で左営駅(高雄の新幹線駅)まで約5,000円最速1時間40分で行くこともできるため台北をベースに気軽な日帰り旅も可能。
また長距離バスなどもあるがこの辺りは時間がある方向けといった感じである。
こちらに新幹線の利用方法の詳細をまとめたので、合わせてご覧いただきたい。
台湾お決まりのLCCと高雄の高コスパホテル
今回の予約もスカイスキャナーとエクスペディアから。
相変わらず旅に欠かせない奴らである。
往復はもはやお決まりである日系LCCのピーチで行く。
4時間程度のフライトであればLCCで十分というスタイルの私にとってピーチは最高の味方である。
そしてホテルは私が世界で最もお気に入りと言っても過言ではないエアラインイン高雄を予約した。
帰りは台湾深夜発のフライトスケジュール
今回は関空からの出発だったため国内線の移動もあり、関空に一泊し翌日朝に台湾へ向かう。
8/14 JL225 羽田 13:00発→関空 14:20着
8/15 MM023 関空 08:15発→台北 10:10着
8/17 MM030 台北 00:05発→関空 03:50着
8/18 SFJ022 関空 11:00発→羽田 12:20着
そして帰りは関空に深夜発深夜着のフライトだ。
深夜発深夜着はかなり使いにくいものの3日目を目一杯使えるので
「金土日の2泊3日でしか行けないけど3日目もしっかり満喫したい…」
なんて方にはおすすめのフライト。
関空から直接出社し台湾から出勤してきました。などと言えてしまう。
ホテルは高雄駅近くの高コスパホテル【エアラインイン】
一度高雄宿泊しそれ以来お気に入りの宿となっている高雄駅近くにあるエアラインインに今回も宿泊。
高雄駅から徒歩3分程度で六合夜市や美麗島駅にも徒歩で行けるなど、抜群の立地もさる事ながらここはとにかくコスパが最高。
このようにおしゃれで広い部屋に大人2人2泊で約15,000円で泊まれてしまうのだ。
部屋以外のスペースもおしゃれで見てても面白いホテル。
共有スペースには無料のコインランンドリーがありフロントに言えば洗剤ももらえるため長期滞在などの際にも安心。
また、フロントスタッフは日本語を話せる方もいるため英語や台湾語が話せなくても快適に滞在できる。
こちらでエアラインインのレビューをしているので合わせてご覧いただきたい。
日本の翼JALで羽田から関空へ向かう
関空までは高速バスやLCCなど毎回色々な方法で向かっているのだが、最近はJALで行くのが増えてきた。
その理由は
エミレーツのスカイワーズマイルが貯まるから
私が大好きなエミレーツとJALは提携しており、国内外問わずJALを利用するとエミレーツスカイワーズマイルを貯めることができる。
絶対にJALマイルを貯めたほうがお得なのは百も承知なのだが、ついつい無意識にエミレーツに移行してしまう習性があるようだ。
平日ということもありほぼビジネスマンのフライト。
それにしても東京関西間のフライトに乗るたびに思うのですが、JGC上級会員が多すぎてもはや優先搭乗とは?状態になってて面白い。
そもそも先に飛行機に乗りことになんの意味があるのだろうか。
さて、国際線では頻尿気味な私は1億%通路側を選びますが国内線では余裕の窓際をチョイスです。
眼下に広がる日本の街並みを眺めていると虹が見えた。
いつもは見上げる虹を見下ろすというのはなかなか新鮮。
虹を見たりJALスープをCAさんに勧められるがままにエンドレスで飲み続けていたらあっという間に関西国際空港に到着。
そして一頻り関空を散策した後毎度のことながら今回も関空に隣接するビルエアロプラザ内にあるファーストキャビンへ向かう。
関空泊といえばここ以外の選択肢がないくらいになっている定宿だ。
関空から台北へ、そして新幹線で高雄へ
今回は飛行機を使ったり新幹線を使ったり忙しい旅行だ。
記事冒頭でもある通り高雄へは直行便もあるので
- 新幹線に乗る時間がもったいない場合
- 高雄にしか行かないことが決まっている旅行
の際などは直行便を選んだ方が確実に楽になる。
今回私は高雄への直行便より台北から新幹線で行ったほうが移動費が安かったのでこの方法を選んだ。
第二ターミナルからPeachでひとっ飛び
今回も慣れ親しんだ関空第二ターミナルから向かう。
関西国際空港第二ターミナルはLCC専用となっており現在は
- Peach
- チェジュ航空
- 春秋航空
以上3社が第二ターミナルを使っている。
関空第二ターミナルといえばこの景色。
以前放送されていた「ランウェイ24」というPeachが全面協力したドラマでもこのシーンは多用されていた。
機内で飲むみかんなるものを購入した。
本当にみかんそのもの
最近思うのは「LCCって機内メニューが充実していて美味しいものが多くない?」ということなのですが皆さんいかがお考えでしょうか。
そんなピーチでのフライトは約4時間。LCCで耐えられるギリギリのラインで台湾に到着。
桃園から高雄へ
6回も来ると無意識に
ただいま…
などと呟くようになってきた。
桃園空港から直接台湾新幹線(高鐵)に乗ることができないので、まずは桃園メトロで桃園駅に向かう。
桃園メトロは荷物置きがあるのが嬉しいところ。
日本も海外からの旅行客が多く利用する空港発着の電車に荷物をおけるスペースを作って欲しいなと思うのだが、日本の新幹線は車両後部の荷物置きスペースを2020年5月からまさかの有料化という改悪をしてしまうようで、海外からの旅行者からしたらほとほと困りものになるのではないではないだろうか。
新幹線内で食べるおやつ
台湾リプトンは日本のと味が微妙に違い味が濃くクリーミー
これ本当に美味しくて行く度にまとめ買いしているので、気になる方はぜひ。
この弁当に書いてある麺屋一燈は私がよく行くつけ麺屋さんでつい嬉しくなり購入した。
もちろん美味。
弁当を購入した際に入れてくれた袋?があまりにも斬新でした。
これ持ちやすいし、捨てるときかさばらないし、環境にもいいしで完璧です。
もちろん細かい物を買った時はこれは使えませんが…
高鐵はこんな車内。
日本の新幹線に乗ったことがある方なら気がつくだろうが、日本の新幹線とほぼ同じ作り。
それもそのはずこの車両は日本製。
車内販売もあり、東海道新幹線だけど日本語は聞こえない不思議な感覚になりながら高雄に向かう。
1時間40分の移動は一瞬で終わりあっという間に高鐵左営駅に到着し台鐵で高雄駅に到着。
高鐵左営駅から台鐵高雄駅までは少し離れているので注意が必要。
こちらに台湾新幹線(高鐵)について書いてあります詳細はこちらにどうぞ。
高雄の代表的な観光地を歩き回る
台北などと同じように高雄といえば!な観光地は沢山ある。
今回の旅行ではそんな沢山ある観光地の有名なところ全てに行ってみた。
この記事ではザザーっと紹介していくので、詳しくは別記事に上がっているのであわせてご覧いただきたい。
世界で最も美しい駅!?【美麗島駅】
世界で最も美しい駅第二位に選ばれた駅として有名。
頭上に広がるステンドグラスアートが驚くほど綺麗。
駅構内ではあるが、これはチケットがなくても見ることができる。
高雄に来たらまずは一目みておくと高雄に来た感が出るのでオススメ。
沢山の観光客が写真を撮る横を地元の方々がサクサクと歩いている対照ぶりが面白かった。
札幌時計台と同じ雰囲気【龍虎塔】
ここも高雄の観光地としてはかなり有名なスポット。
龍の口から入って虎の口から出てくるあれ
後ろにある塔にも登ることができるが暑さと急勾配な階段にやられ二階くらいで諦めた。
率直に言ってしまうと龍の口から入り虎の口から出てきたら終わりである。
龍虎塔の最寄駅である左営駅から向かう途中こんな自動販売機を見つた。
これはお洒落でこういうデザインにしているのか、はたまた盗まれることを危惧して本気で補強しているのか。
これは気になるが謎は解けないままだ。
陽気なおじちゃんガイドと行く【愛河クルーズ】
愛之船で行く愛河クルーズも高雄観光では外せない。
このような船で行く。
クルーズと聞くと高そうな印象を受けるが、なんと約500円という圧倒的に良心的な低価格。
ガイドのおじさんが面白おかしくガイドしてくれる。
船内はおじさんのガイドで爆笑の渦。
しかし
ガイドは中国語
私は全く内容がわからないままつられて笑うしかなかったがそれでも楽しかった。
言葉はわからないが景色は本当に綺麗。
特に夕暮れから夜にかけてのクルーズに乗船することをおすすめする。
台湾随一のお洒落ベイエリア【駁二芸術特区】
高雄にはこんなお洒落でアーティスティックな街もある。
広いエリアにはたくさんのアート作品やショップ、複合施設などが並んでおり見ていて飽きることはない。
高雄の二大夜市
台湾といえば夜市。
高雄にも夜市は沢山ある。
有名なのは「六合夜市」と「瑞豊夜市」どちらも毎晩人でごった返している。
高雄は港町ということで台北にある夜市との決定的な違いがあり、それは海鮮系のお店が多いということ。
新鮮な海鮮料理を楽しむことができる。
私は海鮮が好きではないので食べていませんが…
絶対的人気の【六合夜市】
六合夜市は観光夜市として観光客に絶大な人気を誇る夜市。
このように通りにお店が並び真ん中で食事を楽しめたりする。
このサイコロステーキのお店が美味しかった。
と言ってもここだけにあるわけではないですが…
行くたびにこれは食べている。
味付けも選べていつ食べても飽きない美味しさ。
こんな催しものもやっていた。
色合いが台湾らしくてみてるだけで面白い。
また夜市中心にこんなド派手なステージがありおばさまが歌っておりました。
六合夜市の詳細
アクセス:MRTレッドラインの美麗島駅11番出口から徒歩約3分
営業時間:PM6:00~AM2:00
定休日:なし
ローカルにも人気【瑞豊夜市】
観光客が多い六合夜市に対してこちらは比較的地元民にも人気の夜市です。
ここは規模がかなり大きく食事系から雑貨系までなんでも揃っている。
そんな瑞豊夜市でまず行ったのは萬國牛排というお店。
こちらの名物は鉄板焼きステーキ。
明らかに美味いビジュアルしている。
ステーキも下にある麺も美味しく白米が欲しくなる味付け。
無料サービスのスープも最高に美味しい。
ステーキの他に小籠包や餃子を販売するお店や
台湾でも大人気の日本ラーメンを出すお店も。
台湾夜市らしい雑貨屋さんもたくさん。
瑞豊夜市の詳細
アクセス:MRTレッドラインの巨蛋駅1番出口から徒歩約5分
営業時間:PM6:30~AM1:00
定休日:月・水
高雄でおすすめの小籠包とカフェ
夜市以外でもそれはそれはたくさん食事をしたが、ここでは特に美味しかった小籠包とお洒落なカフェをご紹介。
どちらもお手頃価格で美味しい料理を楽しめるのでおすすめ。
ロンパオタンパオで小籠包
今回行ったのは小籠包が有名なロンパオタンパオ
このように看板に思いっきり日本語が出ています。
何やら日本人による観光ツアーでもよく利用されているお店だそう。
看板のみならずメニューなどにも日本語が書かれておりわかりやすいのが助かる。
小籠包は肉汁たっぷりで「ああ台湾にきたなぁ」と間違いなく幸せな気分になれる。
営業時間:PM12:00~PM9:00
定休日:月
季帆珈琲でカフェタイム
私自身カフェが大好きでどこにいってもカフェには行くが今回行ったのは
La Barque Books Cafe 季帆珈琲
というお店。
その名の通り、本が沢山ある素敵なカフェ。
こちらはなんと日本語教室もやっているらしくオーナーさんは日本語がペラペラ。
本は日本語のもののほか、韓国語や英語などあらゆる言語の本が並んでいて飽きることはない。
今回注文したのはこちら。
サックサクで美味しい美味しい。
ボリュームが凄いので複数人でシェアすることをオススメする。
アクセス:MRTレッドラインの美麗島駅から徒歩約5分
営業時間:PM12:00~PM9:00
定休日:水
高鐵で台北に戻り関空へ飛ぶ
帰りも高鐵で台北駅まで向かう。
繰り返すが高雄にしか行かないというのであれば高雄空港から飛ぶことをおすすめする。
その方が圧倒的にゆっくり過ごすことができるからだ。
士林夜市で腹ごしらえ
台北と言えば必ずこちらに来てしまう。
何回来てもいい雰囲気の士林夜市には地下にたくさんの飲食店が並んだフードコートがある。
そんな中の1つである食堂に行く。
こうして見るととんでもない量のメニューがあるここはいつも賑わっており、活気に溢れている。
ここは特にチャーハンが美味。
ここに来ると、いやここでチャーハンを食べるためだけに台湾に来ていると言っても過言ではないレベルである。
きた。
これはテンションが上がるルックス。
そしていつもの空芯菜も。
これを食べなきゃ台湾から帰ることができない。
台湾に行く方には必ずここのチャーハンと空芯菜を食べていただきたい。
ついでに別店舗で忘れてはならない魯肉飯も食べてフィニッシュ。
桃園空港から関空へそして東京へ
そして深夜、比較的人の多い桃園空港から関西に向けて出発する。
沖どめだった。
満月と映るピーチ。
もう何回ピーチのお世話になっているでしょうか。
東アジア発の深夜便は機内サービスがないLCCのほうが逆にゆっくりできる気がする。
帰国後、東京へのフライトまで時間があったので関空エアロプラザ内にある仮眠スペースで仮眠することにした。
朝方に着いたがかなり混んでいた。
ここで寝る場合は早めに行くことをおすすめする。
帰りは初めてスターフライヤーを利用した。
座席ピッチも広く満足。
特に出発前の安全ビデオに出てくる、スターフライヤーマンがなかなかかっこよかったのが印象に残っている。
ちなみにこれはよく聞かれるがスターフライヤーはLCCではない。
今回の旅の予算
航空券:43,930円
ホテル:7,465円(1人)
Wi-Fi:2,558円(イモトWi-Fi利用)
海外旅行保険:1,590円(損保ジャパン日本興亜利用)
おこづかい:20,000円
計75,543円
台湾・高雄旅行のまとめ
台湾らしい雑多な空気感もありながら日本でいう横浜や神戸のような港町特有のお洒落さも持ち合わせる高雄。
食事も美味しく見所もあり、日本から直行便もありアクセスも抜群。
もちろん台北から足を伸ばして日帰りで訪れることも可能だ。
台湾に慣れてきた台湾リピーターさんにおすすめしたい街であった。