アジア

コロナ禍プーケット旅行記【タイ入国編】

これはコロナ流行前最後の海外旅行から2年5ヶ月、生粋の海外一人旅ヲタクである私(ただの社畜リーマン)が我慢の限界に達し、帰国前PCR検査で陰性が出るよう神頼みし半ば運任せでコロナ禍に海外渡航(4泊7日プーケット旅行)した旅行記である。

もちろん旅行記を書くのも2年5ヶ月ぶりとなり、あまりの久方ぶりの行為にテンションが振り切り超長編(タイ入国編・滞在編・タイ出国編の三部作)となることが予想されるので、ぜひお手隙の間に暇つぶし程度に読んでいただけたら幸いである。

ちなみにこの旅行記に有益な情報など微塵もない。

ただただ三十路既婚社畜リーマンが2年5ヶ月ぶりに海外一人旅をした事をダラダラと綴っていくだけなので、その辺りだけご承知おき願いたい。

また旅行前の予約・準備に関する記事や、出発直前に思う事などを書いた記事もあるので、興味のある方はぜひ読んでいただけたらと思う。

2年5ヶ月ぶりに出国するもラウンジに弾かれる

2022年7月13日、2年5ヶ月ぶりの出国当日は午前中だけ世のため人のため労働をした。

といってもまともに仕事なんぞできるわけがない、なんてったって夜にはシンガポール航空SQ11便に乗り異国の地に向け日本を飛び立っているのだ、体は会社にいたが気持ちは成田空港に到着しているような状況であった。

12時00分きっかりにタイムカードを押し、「無事帰ってこいよー!」という同僚たちの声に「はいよー!」などと返しながら会社を足速に去り、自宅へ荷物を取りに帰る。

するとテーブルの上に妻特製の旅行お守りが置かれていた。

きっとこれのおかげでコロナ禍海外一人旅も無事終了したのだと思う。

お守りをスマホケースに入れスーツケースを引き家を出た。

 

2年5ヶ月ぶりに海外旅行スタイルで成田空港行きの電車を待つ、何もかもが2年5ヶ月ぶりで新鮮である。

 

久しぶりの成田空港第一ターミナル国際線出発ロビーはまばらながら人も増えており、一時の人気の無い閑散とした光景はもう消えていた。

 

しかし、渡航前によく訪れていたつけ麺の富田は休業中であった。

 

富田のみならずこの辺りもまだ完全回復とはいっていないようだった。

 

ひとしきりうろうろした後シンガポール航空チェックインカウンターへ向かう。

オンラインチェックインはしていたものの、最終目的地のタイ入国条件の確認やワクチンパスの確認等もありコロナ禍前のように流れ作業的なチェックインとはならなかった。

カウンターオープンとほぼ同時に行っても結構待ったので、待つのが苦手な方は早めに行く事をおすすめする。

 

無事荷物を預け保安検査場へ向かうとこの大行列である。

コロナってあるっけ??と感じてしまうような光景で、保安検査まで実に30分近く並んだものの、久しぶりの出国を済ませ制限エリア内を一心不乱に歩く。

目的地はどうしても行きたかったANAラウン…

弾かれた。

私のような社畜リーマンが背伸びして持つプライオリティパスは真っ先に規制の対象になってしまう。

ラウンジカレーなるものを楽しみたかったが仕方がない。

こんな事もあろうとプランBで考えていたとんこつラーメンの一風堂へ向かう。

 

人気の多い中を足速に歩き向かう、なんせ口はカレーからラーメンである。

一風堂のラーメン以外は食べたくないし興味もない。

 

閉店していた。

なんて事だ、コロナ禍において閉店時間を早めているようだ。

もはや一風堂以外の飲食店も早めに閉店しており、腹は満たされることはなかった。

コロナ許すまじ。

 

全てを諦めシャワーを浴びる、30分1050円でミネラルウォーター付き。

第一ターミナル利用時はいつもここでシャワーを浴びていた。

 

中はこんな感じで、シャワールームと洗面台がある。

もちろんドライヤーもあるしタオルもあり快適。

そしてここで事前に購入しておいたN95マスクへと付け掛け搭乗の準備をした(旅行中の感染症対策は次章【滞在編】でお話していく)

シンガポール航空機内で感涙

運命の搭乗の時、コロナ禍において国内線は何度も搭乗したがやはり国際線は全くの別物。

さながらカレーとハヤシライスくらい違う。

脊髄反射的に撮ってしまうこれ、周囲には外国人の方も増えいよいよといったところ。

いつものように優先搭乗が始まったタイミングでお手洗いを済ませる。

 

久しぶりの栄光への架け橋を得意気に足音を鳴り響かせ歩く。

 

そして搭乗、ボーディングミュージックが流れる機内にはどことなく異国の香りが漂い、シンガポール航空のあの制服を着たキャビンクルーの方々が出迎えてくれる。

搭乗した瞬間からそこはもう異国、これだから私は外資系航空会社が大好きなのだ。

 

国際線は断然通路側派の私は、お隣さんの有無を確認してから座席を自分仕様にセットアップする。

離陸までのこの時間がたまらなく大好きである。

そしてあっという間に離陸の時、SQ11便B777型機が羽をしならせ離陸する。

2年5ヶ月ぶりの国際線にジーンとくる、長い時間だった、最後のトルコ旅行から今日までに結婚したりなんかもした、海外一人旅に行かせてくれた妻には感謝だ、などと考えていたら前席が全開で勢いよく倒れてきた。

まだ機体は上昇中だがどうしても全開で倒したかったのだろう、2年5ヶ月ぶりの国際線に耽る間も無く現実的な機内あるあるにさらされた。

 

とはいえ久しぶりの国際線を静かに満喫しているとあっという間に機内食のお時間。

機内にはパンの匂いが漂い、各々テーブルを出したりして待ち構えている。

前席の方も座席を戻してくれて快適な機内食タイムである。

今回の機内食はたしかすき焼き焼きそばだった気がする。

パンにマーガリンをベッタリと塗って食べるのも、メインディッシュのアルミ蓋の置き場に困るのも久方ぶりでワクワクする。

デザートのハーゲンダッツも程よく溶けていて最高。

空港内で一風堂も何も食べなくてよかったと、しみじみ感じるのだった。

 

機内食を堪能し、機内Wi-Fiへと繋げるべく案内に従いトライすること30分脆弱な電波をかろうじて掴み、妻へLINEをしツイートをする。

200MBで15.99ドルと結構いいお値段ではあるが、ネット依存症の私にはかけがえの無い存在である。

チャンギ国際空港15時間散策記

機内でそんなこんなして一睡もしていない内にシンガポール・チャンギ国際空港に到着した。

約6時間程度のフライトではやはり物足りないなと感じつつも、久しぶりの異国の空港を満喫することとする。

なんてったってプーケットへのフライトまで15時間ある。

コロナさえなければシンガポールに入国でもして街歩きを楽しむところだが、あまり余計なこともしたくないので、さながら映画「ターミナル」のごとく広大なチャンギを徘徊する。

 

2年5ヶ月ぶりに異国で撮影した写真はこちら。

なぜ撮影したのかは記憶にない。

そして早速空港スタッフが床で寝ていたりして異国を感じる。

 

第一から第四まであるターミナルはとにかく広く眩暈がしてくるし、フライトボードも圧倒的なまでの情報量である。

しかしチャンギのいい所は第一から第三まで、スカイトレインというターミナル連絡電車や徒歩で移動することができる点。

広大なチャンギであれば15時間なんて楽勝で過ごせてしまうのだ。

 

空港内には植物が多く飾られており、イクスピアリにあるレインフォレストカフェのような雰囲気が漂う(ローカルネタですみません)

また、本物の植物園などももありバタフライガーデンなる場所に踏み入ったらその名の通り蝶が無数に飛び交っていて即座に撤退した。

とにかく異次元の空港なのである。

 

そんな中をぶらぶら歩きながらまずはラウンジへ。

カレーを食べ爆睡をキメるも、制限時間がきてしまい撤収。

2件目へと向かう。

 

圧倒的に広い。

日本庭園的な物があったので吸い寄せられるように近付いて付近を陣取りくつろぐ。

どこのラウンジも快適すぎて出る気にならないし、出たとしてもまた別のラウンジに行ってしまうから困ったものだ。

さすがにラウンジ滞在9時間を超えたあたりから外に出なければと思い始め、空港内を徘徊し始めた。

チャンギ国際空港ラウンジについてはこちらに詳細を書いているので、ぜひご覧いただきたい。

 

 

深夜に到着したが、ラウンジを出るとすっかり昼になり人も増えた空港内は各店舗開店し営業をしていた。

コロナ前は素通りしていたお土産屋さんも、今回ばかりは噛み締めるように隅々まで偵察していく。

 

特にコンビニは入念にチェックする。

ひとしきり店内をうろうろし、何も買わずに出ていくのだから今思うと申し訳ない。

 

外資系航空会社ヲタクとしては、日本ではたまにしか見かけない航空会社で溢れている様を見るとワクワクする。

 

15時間の滞在も過ぎてみればあっという間、プーケット行きSQ736便のフライトの時間である。

搭乗ゲート周辺にはリゾート地でのバカンスを心待ちにした家族連れや、些か怖そうなお兄さんお姉さんカップルまで揃っており、男一人旅はかなり少ない。

たしかにいつもプーケットへ行く時はこんな乗客構成だったなと思い出しながら搭乗し、長時間お世話になったシンガポールを離れる。

愛しのプーケットに到着

シンガポールからプーケットまでは約1時間程度の短距離フライト、キャビンクルーの皆様もテキパキと機内食サーブをする。

 

今回の機内食はこれ、芋のなにかである。

美味しかったと思うが寝不足故にあまり記憶にない。

 

あっという間にプーケット上空へ。

やはりここまでくると感慨深いものがあり、首が痛くなるまで眼下に広がるプーケット島を眺めると、やっと来れたのだと実感が湧く。

 

そして遂に愛しのプーケットに到着。

2年5ヶ月ぶりの入国に緊張しつつイミグレーションへと向かう。

手にはパスポートとワクチンパスを表示したスマホのみ、以前必要だった出入国カードは廃止されたようで手軽である。

いざ入国審査、パスポートとスマホを手渡し指紋の登録をする。

バチコンッ

スタンプが押され無事入国完了である。

呆気ない、実に呆気ない。何のやりとりもない。

 

相棒とも無事合流することができた。

久しぶりの異国に相棒も心なしか得意気である。

大人になり4度目、幼少期も合わせると7度目のプーケットではあるが、やはりここに着くと心からワクワクする。

 

そして空港を出て深呼吸する。

東南アジア特有のムワッとした熱気が身を包み、じんわりと汗ばむ。

なんて幸せなのだろう。これだから旅はやめられない。

ちなみに降機からここまでで20分もかかっておらず、日本国内線並みのスピードである。

熱気に包まれながら事前に予約していた空港送迎と待ち合わせ場所で無事合流しパトンビーチへと向かう(事前予約送迎についてはタイ出国編で書く)

 

キンキンに冷えた車内から外を眺めると、やっぱりプーケットが広がっていた。

異国だ。紛れもなく異国に来た。

看板の内容などは変わっているが見慣れたプーケットの光景が広がっていて、異国なのに懐かしい感覚に包まれる。

道中いつもの渋滞に巻き込まれながらも徐々に活気あるパトンエリアへと近付く。

大音量で音楽を垂れ流すトゥクトゥクも、ムエタイの試合の宣伝カーも、健在であった。

ホテル到着、水回りに唖然

プーケット国際空港から1時間ちょっとで今回滞在する「モダンリビングホテル」に到着した。

場所はパトンビーチ沿いで、バングラ通りから北へ10分程度歩いたところにあり、一泊1000〜3000円程度とパトンビーチ沿いにしては安く宿泊することができる。

ご覧の通り同じビル内にPCR検査クリニックがあり、私もここで帰国用PCR検査を受けた。

今のご時世海外旅行するには欠かせないPCR検査を宿から徒歩2秒の場所で受けられるのはありがたい。

他にもレストランやツアーショップなども同居しているので、結構便利である。

 

所要時間30秒ほどのチェックインを済ませお世話になる部屋へ到着。

この写真を妻に送ったところ、飾りタオルがいかがわしいと言われたがタイではこれはよくあることである。

一人旅なら十分な部屋。

 

が、水回りは絶望的であった。

分かる人は分かるだろうが、シャワーの排水性は限りなくゼロであり、シャワーを浴びようものなら便器周辺まで水浸しである。

ましてやトイレットペーパーのその位置、確実に使用不能にさせにきている。

水圧なんかより、この排水性が大事だと学んでいたし、予約時の写真を見ればわかったはずなのに、久しぶりの海外旅行でその感覚が欠落していたようだ。

シャワーの根元からは水が絶え間なく流れ、洗面台も水が少しずつ流れる。

水圧はチョロチョロと激強の混在であったが、まぁそれはいい。

 

 

とはいえ、滞在してみると住めば都。

ドライヤーとポットはあるし(当たり前)

 

コーヒーカップだってある(当たり前)

 

それに何より、景色がよかった。

朝は鳥の囀りが、夜は波音と適度にプーケットらしいトゥクトゥクやら何やらの音が聞こえる。

このバルコニー席に座って食べる屋台食も、妻とのテレビ通話もいい思い出となっている。

 

しかしやはり最後までドライヤーを使えるコンセントが窓近くにしかなかったことと

 

この謎の作り(なぜか少し上り下りしないとエレベーターにたどり着けない)は解せなかった。

 

(でもなんだかんだいい宿ではありました)

タイ入国編まとめ

出国編はこの辺りで終わりにしようと思う。

2年5ヶ月ぶりに日本を出国し、大好きなプーケットに降り立つことができ本当に幸せだった。

次はプーケット滞在編へと続く。

滞在編もかなり長い記事になると思うので、変わらずお手隙の間に読んでいただければ幸いである。