世界一退屈な街と呼ばれる中東カタール・ドーハですが、そんなことはありません!!
カタール・ドーハへは日本からカタール航空で直行便が出ており、UAEのドバイ・アブダビと並んで日本から行きやすい中東の国の一つでもあります。
が、ほとんどの人はドーハを乗継地として通り過ぎてしまうことが多く、実際私が行った際も80%以上の方が乗継客でした…
そんなカタールですが、2022年11月にはワールドカップが開催されることもあり、ここ最近話題に上がることが増えてきました。
実際にカタールへ行こうという方も増えてきているのではないでしょうか。
しかし残念なことにカタール・ドーハに力を入れたガイドブックってありません。
唯一日本語ガイドブックでカタールを取り扱っている地球の歩き方も、カタールのページは数ページのみ…
ということで今回は、カタール・ドーハを歩き尽くした私が観光地・移動手段・おすすめホテルをまとめたガイドブログをここに書き上げましたので
- カタール旅行に行きたい!!
- とりあえずカタールの情報を見てみたい!!
- カタールトランジットの時間で観光してみたい!!
という方はこの記事をブックマークの上、ホーム画面に残しておいてください。
必ず役立ちますよ!!
ではいってみましょう!!
目次
ドーハ最強の観光スポット【スークワキーフ】
そもそもスークとは市場・マーケットといった意味で中東諸国にあります。
ドーハには主に今回紹介するスークキーフの他、ドーハの隣町のワクラにあるワクラスークなんかも穴場で観光客が訪れやすいスークとなっています。
スークワキーフには雑貨店やお土産屋さんの他カフェやレストランなどがあり、身も心もアラビアンな世界に浸ることができます。
スークワキーフの見所と基本情報
見所はなんといってもアラビアンなこの世界観。
夕方17時頃から盛り上がってきます。
カフェやレストランもこの時間から本格的に混み合ってくる時間帯。
色とりどりなランプやお土産をたくさん置いたお店や、スパイスを販売しているお店もあります。
夕方以降であれば暑さも和らぐため、飽きることなくゆっくりと見て回ることができます。
トイレもあり
気になる方も多いトイレもしっかりとあります。
トイレ内は清潔で非常に使いやすかったです。
今回行ったトイレの場所はこの辺り。
少し奥まった場所にあるためわかりづらいかもしれませんが、この他にもトイレはありますのでトイレ問題は特に心配ありません。
服装は気にしなくてOK、しかし注意点もあり。
またこれも気になる方も多いかもしれない服装ですが特に気にする必要はなさそう。
しかし女性の場合ノースリーブやミニスカートなどは避けた方がいいでしょう。
カタールは周辺のイスラム国家と比較して開放的であるとはいえ、イスラム圏であることを忘れず、現地人の考えを尊重して歩くことを忘れないようにしてください。
最寄駅はゴールドラインのスークワキーフ駅
カタール最強の観光地はアクセスの良さも抜群で、2019年11月に出来たばかりのゴールドラインスークワキーフ駅から出たらすぐに到着です。
改札を出るとスークワキーフ方面への案内看板がデカデカと設置されていて迷う心配は無し。
そのまま進みスークワキーフ専用の通路にも見えるここを入っていき地上に上がるともう到着です。
駅構内には案内看板が沢山あり迷わないですし、駅で降りる方のほぼ全員がスークワキーフに行くため、人についていけばどうにかなります。
こちらにスークワキーフについて更に細かく書いた記事がありますので、あわせてご覧ください!!
美術品に疎くても楽しめる【ドーハ・イスラム博物館】
ドーハ中心地からすぐに行けるイスラム美術館は、美術品はもちろんその建物も景色も周辺も魅力的でついつい長居したくなる場所でした。
真夏は灼熱の地となるドーハでも館内は涼しく快適に過ごせるためおすすめのスポットです。
また美術品に詳しくなくても十分楽しめますので、カタールに来たらぜひ一度は訪れてみる価値はあります。
しかし、イスラム美術館には無数の物が展示されていますが、その中にカタールの物はないとかなんとかと言われています。
とはいえ、まずはその圧倒的に美しい建物外観に息を飲むでしょう。
この建物は少し高い位置にあるため離れている場所からでも見つけることができます。
館内も圧倒的な美しさ。
展示物も詳しくないながらも、見ていて面白い物が揃っています。
また一階には景色の綺麗なカフェスペースもあるため、ゆったりと過ごすことができます。
外に出るとこのようにベイエリアを一望できるスポットもあり。
入館料大人約2,000円で開館時間9:00〜19:00(金曜除く)
入館チケットは大人(16歳以上)50リヤル(約2,000円)で、16歳以下は無料。
また学生は50%オフの25リヤル(約1,000円)で入ることができます。
開館時間は金曜日以外は9:00〜19:00で、金曜日のみ13:30〜19:00となっています。
こちらにイスラム美術館について更に細かく書いた記事がありますので、あわせてご覧ください!!
ビーチとスークをまとめて楽しめる【ワクラスーク】
中東といえばイスラム文化が強く「ビーチなんてあるの!?」と驚く方もいますが、ここではカタール在住のムスリムの方々もガンドゥーラやアバヤ姿でビーチを楽しむ姿が印象的でした。
カタールといえば先ほどもご紹介した最強の観光スポットで最大のスークであるスークワーキフがまず注目されますがドーハの隣町ワクラには
・中東らしくアラビアンなスーク
・静かで優雅に過ごせるビーチ
この真逆にも思える2つのスポットをまとめて楽しめてしまうワクラスークという素敵すぎるスポットがありました。
このワクラスークはドーハから少々離れていることもあり穴場的な場所となっています。
これはワクラスークの案内板なのですが、スーク内はとにかく迷路のようになっています。
敷地もかなり広いためお目当てのお店を探すには一苦労しそう。
とにかく茶色いスーク内ですが、砂感がいい味出してます。
しかしそんなスークを進んでいくと一気に景色が開けてビーチが現れます。
ビーチにはビーチチェアが置かれており、これは無料で利用することができます。
ちなみにこのビーチはムスリムの方も多くおり、観光客も含めて服を脱いで海水浴をしている方は見受けられませんでした。
水着などで海水浴は周りの状況を見て判断しましょう。
ビーチ沿いには沢山のカフェやレストランがあり、心地いい海風に吹かれながら食事などを楽しむことができます。
昼過ぎ頃からはランチ客で賑わい、地元の方から観光客まで沢山の人々が集まっていました。
中東とは思えない風景をワクラスークでは楽しめてしまいます。
ワクラ駅からタクシーで15分ほど
ワクラスークの位置はここ。
最寄駅はレッドラインのアル・ワクラ駅(Al Wakra)になります。
駅から徒歩で行くにはかなり距離があるのに加え、工事中の場所が多かったためオススメはしません。
駅からはタクシーもしくはUberでの移動になります。※Uberの使い方は後述します。
スーク内の営業時間を警備員さんに聞いたところ「大体4時くらいまでかな」とのことでした。
要は決まっていないようです。
こちらにワクラスークについて更に細かく書いた記事がありますので、あわせてご覧ください。
カタールの文化を感じられる複合施設【カタラ文化村】
カタラ文化村はその名の通りカタールの文化を楽しめる屋外型の複合施設で、レストランやカフェはもちろんのこと、スーク風の通りにはモスクやギャラリーなどが点在しています。
いざ行ってみると、広大な敷地に沢山の見所があり半日以上余裕で過ごせるような内容となっていました。
また、かの有名な報道機関であるアルジャジーラが運営しているカフェもありドーハ注目の観光スポットでした。
圧倒的な中東らしさを感じる事ができます。
カタラ文化村へはドーハメトロでアクセス抜群
カタラ文化村へは、ドーハメトロのレッドラインで行くことができます。
最寄はカタラ駅。
改札を出たらカタラ方面に向かい、外に出るともうカタラ文化村です。
営業時間は比較的バラバラで私は13時頃に行きましたが8割ほどのお店が開店していました。
こちらにワクラスークについて更に細かく書いた記事がありますので、あわせてご覧ください。
ドーハ二大ショッピングモール【ヴィラジオ・シティセンター】
カタールは秋田県と同程度の国土面積と、比較的狭い国ながらもドーハにあるショッピングモールはどれも広大。
なんと館内に運河が流れていたり、ジェットコースターがあったりするショピングモールがありました。
ここではドーハ中心地にあり、規格外の規模が飽きさせない二大ショッピングモール
・ヴィラジオモール(Villaggio mall)
・シティセンターモール(City center mall)
について書いていきます。
館内は涼しく、灼熱になる夏場にはぴったりのスポット。
ヴィラジオモールとシティセンターモールを回るだけで1日は使うのでご利用の際は計画的にどうぞ。
運河が流れるヴィラジオモール
ゴールドラインのAl Aziziyah駅から徒歩すぐの場所にあるヴィラジオモールは館内に運河が流れる大規模ショッピングモール。
ドーハ中心地からは少し離れています。
館内はこんな感じ。
関東圏民ならわかる方も多いかもしれませんが、お台場にあるビーナスフォートを思い出させる光景です。
しかし圧倒的に違うのはこれ。
運河が流れています。
しかもゴンドラまでプカプカしてます。
これは圧倒的。
その他にも観覧車やジェットコースターにまで乗ることができます。
もはや遊園地レベルです。
もちろんこの他にもたくさんのアパレルブランドやレストランなどが入っており、半日は余裕で過ごせるボリュームです。
ウェストベイエリアにあるシティセンターモール
ウェストベイエリアのど真ん中にあるシティセンターモールはなんでも揃う超巨大スーパーやスケート場・フードコートが入ったこれもまた大きなショッピングモールです。
最寄駅はレッドラインのDECC駅でアクセスも抜群。
吹き抜けの広いエントランスから入ると中にはたくさんのお店が並んでいます。
これがスーパー
もは奥がみえません。
飲み物の品揃えがえぐいです。
食料品や調味料などもたくさんあり、日本の物もしっかりと置かれていました(怪しい日本語のものもあり)
またこの他にも日用品や洋服・おもちゃなどそれはそれはなんでも揃うボリュームです。
もちろんシティセンターモール内にもフードコートがあります。
マクドナルドやケンタッキーの他にサーティワンやらなんやらが多くあります。
そしてこちらにもナチュラルにスケート場があります。
もちろん大きなゲームセンターも。
両モールの詳細はこちらに書きましたので合わせてご覧ください。
移動はやっぱりドーハメトロとたまにUber
ドーハでの移動手段についてですが、ドーハメトロができる前まではタクシーが基本的な移動手段でした。
しかし、ドーハ市内をほぼ網羅しているドーハメトロが完成してからは圧倒的にメトロが便利になりました。
ドーハメトロプロジェクトには新幹線などの製造でも知られる近畿車両や三菱商事も参画しており、実は日本とも関わりが深いプロジェクト。
近畿車両が製造を手掛けた全自動3両編成のドーハメトロの車両は最終的に330両が納入されるとのことです。
このドーハメトロの注意点は1つ金曜日は14時頃が始発になったりしますので注意が必要です。
ドーハメトロの乗り方はめちゃくちゃ簡単
チケットの購入方法はいたってシンプル。
日本と同様改札前の券売機で購入します。
ちなみにドーハメトロ各駅構内には沢山の親切なスタッフ(利用客より多いこともしばしば)がおり、券売機にもスタッフが常駐しているためほとんどの操作をやってくれます。
【券種】
・シングルジャーニー
一度きりの切符
・Day Pass
1日乗り放題切符
【座席タイプ】
・スタンダード
一般席
・ゴールドクラブ
グリーン車のようなもの
券種はざっくりとこんな感じ。
価格は行き先関係なく一律で
シングルジャーニー・スタンダードで2QR(80円)
シングルジャーニー・ゴールドクラブで10QR(400円)
となっています。
では操作方法です。
この画面で券種を選択します。
今回はシングルジャーニーを選択しました。
すると次は座席タイプの選択に移ります。
今回はゴールドクラブに乗車するため、ゴールドクラブを選択すると料金が表示され支払いに移ります。
券売機では現金の場合1QR札もしくは10QR札しか使えないようです。
小額紙幣がない場合はクレジットカードも利用できます。
切符は裏側に座席タイプが書かれています。
清潔で快適な車内。ゴールドクラブはとてつもない高級感。
まずはスタンダード座席。
スタンダードとはいえなかなかお洒落な車内となっています。
日本の座席と変わりはないですね。
荷物置き場があるのはスーツケースなどを持つ旅行者にはありがたい点ではないでしょうか。
60円程度で乗れてしまうスタンダード席でも十分快適に過ごすことができます。
しかしスタンダード席の5倍の価格のゴールドクラブは想像以上の豪華さでした。
まるで動く宮殿です。
これに乗ると日本の満員電車などまるで宇宙の出来事の如く感じてしまいます。
この座席の利用者はかなり少なく、利用者のほとんどがカタール人もしく外国人観光客となっており、乗車から降車まで完全貸切なことも多々ありました。
この他ドーハではUberが浸透しています。
カタール航空のCAさんもおすすめのUberは簡単でかなり便利。
ドーハメトロが走っていない時間帯や、外での移動がきつい夏場などにはぴったりです。
⬆︎ドーハメトロとUberについてはこちらをご覧ください⬆︎
カタール・ドーハの観光地解説のまとめ
カタール・ドーハの観光地についてまとめました。
ガイドブックがないと基本的にネットでの情報取集になりますが、ネットにすら情報が少なかったりします。
ここのページでほぼ全ての観光地をまとめましたのでぜひ参考にしてください。
またドーハのおすすめホテルは以下にまとめました。
また、私がカタールに行った際の旅行記はこちらをあわせてご覧ください。